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【映画感想】「100日間生きたワニ」普通に良い映画だった。

賛否両論、というより批判が目立つ映画ですが、個人的には良い映画でした。すごく。

もちろん「めちゃくちゃ面白い!!」と絶賛するほどではありませんが、原作を知っている方なら十分に満足できる作品です。

SNSの批判や、映画口コミサイトの低評価を見てみると「本当は面白くないのかな?」と感じてしまうかもしれませんが、おそらく原作批判が再浮上して、映画をよく見ていないのに批判している人が大半なのでは?と僕は疑ってしまいます。(もちろん、ちゃんと映画を見て評価している人もいるかもしれませんが…)

映画の内容としては原作のワニが、100日間生きて死ぬまで。そしてそれから100日後、ワニと接していた友人たちがどう過ごしていくか、そして新キャラのカエルと接する中でどう変わっていくか、非常に繊細ながらも上手に描けています。

たぶん、下手くそな人だと「とりあえずキャラクターを泣かせればいいや」と考えるかもしれませんが、別段そういう訳ではなく、リアリティをもって、観客でも納得しやすいように描かれていると僕は感じました。

この辺は原作らしさが感じられます。
(原作の「100日後に死ぬワニ」も、現実に即したようなリアリティさを感じてます。)

たしかにアクション映画や、ミステリー映画、ホラー映画と比べると地味ではありますが、面白くなくはないです。それじゃあ劇場でわざわざ見る価値はあるの?と問われると、十分にあると思います。ただそれを語ると映画館の良さ的なことを語る必要があるので省きますが…

一つ挙げるとすれば、バイクの音…ですかね?
個人的に印象に残っているのは、このバイクの音です。かなり重要、という訳ではありませんが、ワニとネズミの思い出を語る上では重要なパーツです。映画館でバイクの音を聴くと、よりそれが印象的になるかな?と思います。

なぜか総批判くらっている「100日間生きたワニ」ですが、もし観ようか迷っている方がいたらオススメなので、ぜひ観に行ってみてください。

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