朝起きるのがつらいとき、目を動かしてみてください
朝が近づいて起きようとした時、つらい気持ちになったことはないでしょうか。
「もう起きる時間なの?」
「全然眠れていない⋯⋯」
「仕事が憂鬱」
「また家事をしなければならないの?」
「身体がだるい⋯⋯」
心配や焦りが浮かび、気力を失ってしまうこともあると思います。
その日を満足に過ごすことができない不安から二度寝をしたり、むしろ目が冴えてスマホを手に取ってしまったりすることもあるかもしれません。
そのまま起き上がり、ベッドから抜けることに多大な労力が必要な方や、這い出るように起きてはみたものの、抜けきれない疲労感に切ない気持ちになる方もいらっしゃるかもしれません。
私の経験
私もよく朝に不安な気持ちになりました。
最もひどい時はベッドから出てトイレにいくだけで疲弊し、情けない気持ちになりながらまたベッドに戻るという生活を続けていました。
そのあと症状が回復して仕事ができるようになってからも、毎日つらい気持ちで目覚め、休日にはへとへとになりながらベッドで過ごし続けました。
そしてベッドの中で、
「なぜこんなに寝ても休めないんだろう」
「家事をしたいのにできない自分はダメだ」
「家族や友人と楽しいことをしたいのに、それをする体力もない」
と自分を責め続けていました。
そんな生活を続けて苦しかったのですが、私は休日に休めるだけでも幸運だったかもしれません。
会社が休みだとしても、他にやらなければならないことが多い人はたくさんいます。
家事や子育てに忙殺され、疲労感は抜けないのに気力を振り絞り、毎日を頑張っている人がたくさんいるはずです。
そんな人のために私がつらい気持ちから脱するきっかけになった方法を紹介しようと思います。
タイトルにある通り、方法はシンプルです。
『朝、意識が起きたら目を動かす』
たったそれだけのことで私は気分よく目覚める感覚を取り戻し、次第に活動的な日々を過ごすことができるようになりました。
平日仕事にいく時もこれまで以上に平穏な気持ちで準備を行い、比較的さっぱりした気持ちで仕事に向かうことができました。
この方法を似た悩みを持つ友人に試してもらったところ、五人に二人くらいの人には効果があることが分かりました。
私や友人たちと同じようにこの方法で毎日が良い方向に向かう人がどれだけいるのかは分かりません。五人に二人というのもたまたま偶然の結果で、確率はもっと低いのかもしれません。
しかし、多くの人に知ってもらうことで前向きになれる人が増えるかもしれないと思い、筆をとることにしました。
方法の制約について
誤解のないようにはじめにお伝えしたいのですが、この方法は「朝に感じていたつらい気持ちが和らぐ」方法です。
ですので、健康上の問題がある場合や起きれない要因が他にある方には効き目がないことが予想されますし、状態によっては一時的に起きれなくなる可能性もあります。
私もこの方法を試し始めてからは二度寝が多くなりました。
それは二度寝してしまうダメな自分を受け入れることができるようになったからです。
気持ちよく二度寝し、清々しい気持ちで準備を行い、通勤路に向かっていくことができるようになったのです。
しかし、そんな日々を続けているうちに睡眠が深くなり、最終的には朝に起きれるようになりました。
言い換えると、この方法は「朝起きれない自分を責める気持ち」に対処するものであり、その気持ちが解消されることで結果的に朝気持ちよく起きられるようになる人がいそうだということになります。
私は医療や心理療法の専門家ではありませんので、この方法はライフハックのような便利な技と思っていただくのが適切です。
ですが、全く根拠がないと言う訳ではなくて、トラウマや感情制御の書籍を読み漁り、EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing)的な手法を寝起きに利用してみたら効果的だったという話になります。
ここまでのまとめ
方法
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