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2024年8月13日

上品で丁寧な語り口と仄暗く残酷な物語のギャップ。
それぞれの短編の登場人物の関連性、そして荒れ果てたサンルームと羊たちの意味が分かった時背筋が寒くなる。
解説にもあったように他の文学作品を知っていたら違う視点でもより楽しめたんだろうなと思い、更にこの作品だからこその数々の隠し要素のような表現に感服する。
名作ミステリーとして紹介されることが多いのも納得。
(儚い羊たちの祝宴 / 米澤穂信)

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