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2022年6月25日
なくしたものがあって足りないものがあってやりきれないものがあるけれどそれは別の何かによって補われたり補われた気がしたりして自らの骨となり生活が作られていって誰もがそれぞれの生き辛さと一緒に生きているんだろうなと改めて気付かされ読み終わった後に表紙の絵を眺めあさのあつこさんの解説を読みやっと心に落ち着かせ「暗い夜星を数えて」で作者の作品に初めて触れた身としては連作短編の繋げ方の絶妙さに魅了され他も読んでみたいと思いただ伝えるだけではなく読み手に体験させるような多くの表現にどこかの骨を彩られてしまった気がする。
(骨を彩る/彩瀬まる)
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