見出し画像

2023年2月2日

異国で亡くなった方の遺体や遺骨を母国へと送り届ける。
それが行なわれていること自体は分かっていた。
でも、誰がどういう風にどういった気持ちで行なっているのかは想像もしていなかった。
ただ「運ぶ」だけではない。
帰りを待つ人の悲しみを癒す為ではなく、ちゃんと悲しんで死を受け入れてきちんとお別れができるようにする為の仕事。
故人と遺族の最後の瞬間を繋ぐ仕事。
死は誰もに平等に訪れるが最後の瞬間がどういうものになるのかはそれぞれ異なる。
そんな中でこういった仕事をしてくださっている方々がおられるのは本当に尊いことだと思う。
(エンジェルフライト 国際霊柩送還士 / 佐々涼子)


この記事が参加している募集

いつもありがとうございます。 弦を買ったりおいしいおやつを買ったりします。