駐日イタリア大使館へ抗議メール送信
危機的な世界情勢について
抗議文
駐日イタリア大使殿
(送信先:ambasciata.tokyo@esteri.it)
最近の世界情勢について、これまでにない危機的状況であると認識している。
ウクライナ紛争、パレスチナ問題、東アジア(朝鮮半島、台湾、尖閣諸島)、南シナ海、西アジアの情勢は一歩間違えば、第三次世界大戦、更には、核戦争という不測の事態を招く可能性がある。
フランスのマクロン大統領は2024年6月19日、イタリアと共同でウクライナに供与した中距離地対空ミサイルシステム「マンバ」が同国で実戦配備されたと明らかにした。
2024年の2月に仏伊両国が開発したマンバの供与を決めていたとの報道。
ウクライナによるロシア領内への攻撃について、イギリス、フランス、ドイツは供与した武器の使用を一部承認しアメリカと足並みを揃えた形だ。
中距離地対空ミサイル、防空システムといえども、この流れにイタリアも完全に追従していると言えるだろう。
これは事態の悪化を招く、最悪のエスカレーションである。
ロシア側も厳しい判断をせざるを得なくなるだろう。
欧米諸国はロシア側の核使用の誘発を狙っているかのように思えてならない。
本来ならば、世界各国が足並みを揃えて、ロシア、ウクライナ双方に中立的な立場で早期停戦、外交による紛争解決を提案すべきではないのか!
ウクライナだけではない!
イスラエルに対しても、パレスチナ・ガザ地区での民間人を標的にした虐殺行為を全く批判せず、容認しているではないか!
そして、我が国の隣国である中華人民共和国(以下、中国)と台湾島を実効支配し統治している中華民国(以下、中華民)の紛争にも介入し、軍事衝突を誘発させようとしているのではないか?
そうなれば米軍基地を抱える我が国も巻き込まれる。
いざ、有事となれば、日本は朝鮮戦争や現在のウクライナ紛争のような代理戦場となってしまうのではないか?
朝鮮半島情勢も油断のならない状況。
先日のロシアと北朝鮮が首脳会談により締結した包括的戦略パートナーシップは、欧米諸国がウクライナに供与した武器をロシア領内への攻撃に使用する事を承認した牽制であろう。
朝鮮半島で有事となれば我が国も無傷では済まなくなる。
全ての事象は欧米、NATO参加国によるロシア、中国に対する挑発と圧力によって引き起こされていると言っても過言ではない。
そして、我が国、日本が欧米、NATOに追従し、防衛費倍増、武器輸出規制緩和、欧米と武器の共同開発を進めることはウクライナやイスラエルへの武器供与の道を開いてしまう。
結果ウクライナ紛争、シオニスト政権、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区侵攻に日本が加担したと断定される。
そして我が国も隣国であるロシア、中国との外交の道を閉ざされ、代理戦場の道を歩むことになることを懸念する。
日本は、世界唯一、広島と長崎にて原爆による核攻撃を経験した被爆国である。
第三次世界大戦、及び、核戦争は既に現実味を帯びている。
ロシアや中国を敵国として挑発したり、国際社会から孤立させてはならない!
対話、外交による国際紛争、戦争の解決を怠ってはいけない。
あの第二次世界大戦で被った多大な犠牲と損失を忘れてはならない。
あの戦争においても多くの若者達が戦場で命を落とし、非戦闘員が戦禍の犠牲となった。
広島、長崎で原爆に焼かれて死んでいった人々の事を忘れてはならない。
二度と戦争で核兵器が使用される事のないよう、欧米諸国は中立的な立場で、世界各地の国際紛争、戦争に対し、対話、外交による解決を訴えるべきだ。
平和外交を徹底せよ!
今後、第三次世界大戦、核戦争が起きないという保障はない。
核戦争に勝利者は存在しない。
あるのは、我々、人類の破局、破綻のみである。
我が国、日本の総理大臣は欧米諸国に対し追従、服従し、何も意見を述べないであろう。
しかし、総理大臣は日本のトップではない!
日本のトップは、我々、日本国民である!
世界で唯一の原爆攻撃による被爆国である日本国民として、これ以上の事態悪化を招かぬようイタリアをはじめとする欧米諸国に強く抗議する!
誠意ある返信を待つ。
以上
2024年6月26日
日本未来会議メンバー
木島伸一
電話 ◯◯◯
Eメール ◯◯◯
住所 ◯◯◯
※令和6年7月4日現在、具体的な返信なし。
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