わたしのこと①好きな詩
こんにちは。
開いて下さりありがとうございます。
わたしは、金子みすゞさんの詩が大好きです。
よく耳にする
「みんなちがって、みんないい」
の言葉は、金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」の詩の一部です。
言葉のリズムが気持ちよく、
優しくてノスタルジック
でもどこか淋しさや切なさを感じる金子みすゞさんの世界🫧
今日は、大好きな3つの詩をご紹介したいと思います。
金平糖の夢
ガラス瓶の中の金平糖たち
外の世界を知らない純粋無垢な金平糖たちが
見たこともない遠くの世界を想像し、夢みている姿が、とても愛おしく切ない詩🫧
1番好きな詩です。
『金平糖の夢』
金米糖は
夢みてた。
春の田舎の
お菓子屋の
硝子のびんで
夢みてた。
硝子の舟で
海超えて
海のあなたの
大ぞらの
お星になった
夢みてた。
「金子みすゞ 童謡全集」(JULA 出版局)
お日さん、雨さん
読んでいると、気持ちがよくて
お日さん、雨さんが、なんだか家族のように感じられて
芝生の上で気持ちよくねころんでいる情景が頭の中に広がり、
その空間に包み込まれるような、幸せな気持ちになります。
『お日さん、雨さん』
お日さん、雨さん
ほこりのついた
芝草を
雨さん洗って
くれました。
洗ってぬれた
芝草を
お日さんほして
くれました。
こうして私が
ねころんで
空をみるのに
よいように。
「金子みすゞ 童謡全集」(JULA 出版局)
明るい方へ
どんなに苦しくて辛い時でも
みんな光を探していて
明るい方へ
明るい方へ
向かおうとする
「生きる」ため
ちゃんと「生きよう」としている姿が
素敵だなって
思うんです。
明るい方へ
明るい方へ
って、口ずさんでいると、希望が湧いてくるんです。
みなさまの心や世の中が、少しでも明るい方へ向かいますように
この詩、届け。
『明るい方へ』
明るい方へ
明るい方へ。
一つの葉でも
陽の洩るとこへ。
藪かげの草は。
明るい方へ
明るい方へ。
翅は焦げよと
灯のあるとこへ。
夜飛ぶ虫は。
明るい方へ
明るい方へ。
一分もひろく
日の射すとこへ。
都会に住む子等は。
「金子みすゞ 童謡全集」(JULA 出版局)
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