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映画「レオン」完全版〜緊張と緩和

1994年

好きな映画は?って聞かれたら、
「ベティ・ブルー」の次に「レオン」と答える。

Huluに完全版があって、久しぶりに観た。
名作だと思う。

いつも同じとこから涙が止まらなくなる。

ラストがわかってるだけに、尚更。

NYに住むイタリア系移民のレオンは
腕のいい孤独な殺し屋。
同じアパートに住む12歳の少女マチルダは
家族を惨殺され、天涯孤独に。
そして復讐のための殺しをレオンに依頼するが、、、

冒頭、NYの海、森、街の空撮。
そしてリトルイタリーへ。

もうここで、これ絶対おもしろいって確信する。

何がそんなにいいんだろうって、あらためて考えてみた。

キャスティングと演技の素晴らしさ

ジャン・レノ、、孤独とストイック、大人の男の色気と、子どもみたいな無邪気さが同居する。

ナタリー・ポートマン、、とにかく美しい。あどけなさと賢さと、たまに見せる色気。表現力。

ゲイリー・オールドマン、、いかれてる、狂ってる、そしてクール。

音楽

エリック・セラ、 ビョーク、スティング、
すべてかっこいい。

緊張と緩和の連続

殺しとユーモア

孤独と出会い

ハードボイルドと少女マンガちっくな甘さ

(マチルダが、レオンに助けを求めて呼び鈴を鳴らす
あの数分の緊張感からの、ドアが開いたときの安堵感。)

みごとな伏線回収

シンプルなわかりやすい物語

シンプルだからこその普遍性。

孤独、愛情、希望、生と死。
誰もが一生に一度は直面するであろう問題。

エンターテイメント性とアート性の共存

名シーンの数々

ジーン・ケリーの劇中映画、
鍋つかみのブタさん、
モノマネクイズ、
ゲイリー・オールドマンの薬の飲み方、
観葉植物、
レオンと特殊部隊の攻防戦。
そして最期。

・・・・

「君は僕に生きるのぞみをくれた。
大地に根をはって暮らしたい。」

終盤、マチルダを逃がすとき、レオンが言うセリフに

さらに涙、涙、涙、、、。



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