見出し画像

映画「エブエブ」〜わたしだ

※ネタバレ注意


正式なタイトルは
「everything 、everywhere 、all at once」
ですが
エブエブっていう短縮系いいですね。
合ってる。

先日同じ映画配給会社A24の映画
「レディバード」を観たばかりだったのですが

レディバードの世界をさらにエンタメ的に
表現した感じです。

・・・・・

予告などを見た時は
アメリカ映画によくある
正義は勝つ的な、
世界を救う的な、
アベンジャーズ的
そういうのかと思っていました。

見かけはたしかにそうかもしれません。
突拍子もない物語。

だけど、追求しているものは
どこまでもどこまでもプライベート
普遍的な、普通のことなんだと思います。

素粒子研究している物理学者が
ミクロの世界を探究すればするほど
とてつもなく広く壮大な宇宙を観察することになる、、

と言ってましたが

まさにまさに

小さな自分の心の内側の世界を
考えていけばいくほど、

宇宙というものを考えざるを得なくなる。 

宇宙の中のほんのひとつの塵にすぎない
自分に向き合うことになる。


そんなことを感じました。

・・・・・

「今、目の前にすべてある。
空間も時間すらも」


と勝手にタイトルを訳してみました。

これって色即是空じゃん。

仏教じゃん。

東洋じゃん。

開眼、覚醒、悟り。

必要なものはすべて用意されているという
宇宙の法則

にたどり着く。

人は窮地に陥った時

なんでわたしだけこんなにしんどいの?
なんで誰も助けてくれないの?
わかってくれないの?
みんなが敵。

もう無理ーーーー!!
もういやーーーーってなった時

神に出会う。


神は、宇宙の創造主
いろんな能力を持った自分自身。
遺伝子も細胞もすべてが神。

そうだ、わたし、なんでも持ってんじゃん、
わたしすごいじゃん
愛されてるじゃん

周りの人たちもすごいじゃん
みんな神じゃん
みんなそれぞれの宇宙の中で闘っていて
それぞれがそれぞれの宇宙の創造主。


色々あるけど
大丈夫じゃん
にたどり着く。

人間はクソだよ、クソでええやん
にたどり着く。

神でありクソである
って真逆だけど、 
どっちも真実、
にたどり着く。

・・・・
これ、わたしの映画だと思いました。

主人公はわたし。

好みではない映画を見た理由。
それは
すべてがメッセージだから。

こどもの自立。
家族の自立。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?