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「時間は存在しない」自分ってなんだろう

時間ってなんなんだろうって、ずっと思っていました。


上の絵のように、過去から未来へ流れるものだという共通認識があると思います。

しかし、
今この瞬間は点でしかない。
いろんな場所に点があるだけ。
その点在が時間?

この瞬間、私の点も、アメリカにいる誰かの点も
ヨーロッパにいる誰かの点も
同時に存在する。

上の絵のように書いてみると
宇宙の星そのものに見えます。

私の一瞬が星そのものなんじゃないかと
思います。

そして星たちがぐるぐると絶えず動き、回るように
この一瞬一瞬も動き、回り
宇宙空間をかき混ぜている。

規則的に動いているように見える宇宙は
ほんの一瞬の思いもよらない動きによって
大きく変わるかもしれない。

それがバタフライ効果であり
パラレルワールドが存在する理由。

時間を理解しようとすると、自分自身について深く考える必要がある

183頁

時間を研究するうちに、しだいに自分たちから遠ざかっていたはずが、自分自身を巡る事柄を発見することになった。

202頁

物理学の本でありながら、
哲学的、文学的な要素を組み合わせて
いるのが面白いです。

現代はエビデンスエビデンス、、、と
科学的な論拠を求められる風潮にありますが

科学であれ、数学であれ、
文学であれ、哲学であれ、アートであれ
見えないものを見たい、知りたい、
その究極は
自分ってなんなんだというところに行き着くんだと思います。

エビデンスがあるところだけに真実があるわけではない。
エビデンスがないところにも真実があるかもしれない。

真実を追求するためのツールは
何であってもかまわないと思います。

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