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映画「レディ・バード」〜普遍的なテーマ

A24

映画雑誌スクリーンで
A24というアメリカのインディペンデント系
映画配給会社が熱いという
記事を読みました。

SCREEN


今年のアカデミー賞ノミネート作
「エブエブ」の配給会社。

SCREEN

今まで知らなかったけど
あの
めちゃ怖そうな「ミッドサマー」も
A24が配給。

そして前から気になっていた
レディ・バード」も。

アマゾンプライムで見ました。

普遍的テーマ


なるほど、
これまでのハリウッド的な
大金使って、どばーんって感じじゃなく
テレビドラマの延長的な小品。

見ているうちに
心のひだに入り込んでくるような。

見ているうちにじんわり涙が出ました。

サクラメントに住む
自己主張の強い女子高生の話。

2000年代の話なのに
昭和の日本みたいな話
だなと 
思いました。

こうるさい母親
規則にうるさい先生
カトリック校だからか
中絶に厳しい指導。

アメリカって自由の国のイメージがあるけど
実は国が変わっても
人間の悩みはあまり変わらないんだなあ
と思いました。

友情、恋愛、進学
普遍的なテーマなのです。

ただ
日本だと親の過干渉に抗えず
リスカ、摂食障害
みたいな話になりそうだけど

この映画では怪我しても
親に反発、言いたいこと言う
やりたいことやる。
そういうの好きです。

学校ミュージカルに出演する場面があるのですが
私も演劇部だったのもあって
懐かしさがじわり。

失恋したとき、自分のことのように一緒に泣いてくれる親友がいる。
でも、一時的にちょっと距離ができてしまう。

そういうのあるよなあ。
すごく仲が良かったのに、
毛色の違う女子に惹かれて
その子と一緒にいるようになる。

だけど、
なんやかんやでやっぱり親友ちゃんとは
なんでも共有できるって、気づくんだよね。

プロムのあたり泣けた。
(やっぱりアメリカの青春ドラマにはお約束のプロム。)

ひとを好きになるって難しいなあ
ひとと肌を合わせるって難しいなあ
とか
小さい心の移ろいがある映画でした。

「エブエブ」はジャンル的には全く好みではないけど
見てみたくなりました。

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