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個人通信”Simple Dreams”1335号

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個人通信"Simple Dreams"               1335号
2023.9.22
石川 晋
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今回は、9月16日(土)から9月22日(金)までの期間。

風連福北落語のこと。
パウクやブロムシュテット・・・巨匠の紡ぎ出す音楽のこと。
阪急hinataでの講座のこと。
和泉市の中学校ばん走のこと。
徳島市の小学校ばん走のこと。
徳島県立近代美術館「ディーン・ボーエン」展のこと。
徳島市の小さな研修会場での講座のこと。
羽曳野市の小学校ばん走のこと。
などを書きました。

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9月16日(土)から9月22日(金)まで

9月16日(土)晴れ
 早朝出発して、成田空港第三ターミナルから新千歳空港へ。そこから汽車を乗り継いで名寄市風連まで。いつもの長い長い汽車の旅。読書をしたり、書き物をしたり、ずうっと車窓からの景色を眺めながら考え事をしたり。
 ばん走先の学校の先生は、よく、「駅までぼくを迎えにいきます」と行ってくださる。ありがたいことだ。しかもぼくは極度の方向音痴だから。それでも…私立のような校区のない学校は別だけれど、公立の学校の場合はなんとか自分で校門まで辿り着きたい。ぼく自身、自分の教員生活の大半を校区内に住み、地域に結構どっぷりと浸って過ごしてきた。初任地では酪農家や漁師さんたちと明け方まで木札百人一首をして、酒もしこたま飲んでそのまま学校に行ったりもしていた(学校も家の前だった)。そういうことを推奨しているわけではないが、ぼく自身がそういう生活の中で学んだことは山ほどある。上士幌では学校の目の前に暮らすことで、学校がどれほど地域に温かく支えられているかも実感した。『学校でしなやかに生きるということ』の中にも、うららさんと添い寝をしている時に突然聞こえてくる運動会練習の爆音のことなども書いた。ぼくは、流行りの音楽を強制的に聞かせる装置としての学校、号令・怒号を響かせる学校のことを書いたが、それは、それがダメだということではなくて、学校というのはそのようにして、今も昔も大半の人々にとってはコミュニティの真ん中にある場所なんだということを言いたかっただけだ、そういうこと、みんなよくわかっていないよね(ぼくもわかっていなかったよ)と。

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