楽しい傷跡
ベリーズに向かうための中継地として、再びカンクンへ向かった。
カンクンのバスターミナルから、夜行バスでベリーズシティに向かう流れである。
フライト中には、雲の中に浮かび上がる虹を見つけた。
これはいいことが起きる合図かもしれないとワクワクしていた。
しかし、その矢先に悲劇が起きた。
バスターミナルに向かう途中、
歩道のど真ん中で大こけしてしまったのだ。
その時はバックパックに加えて、サブのリュックサックをお腹側に持っていて、視界が狭くなっていた。
そして不運なことに、切り口がギザキザに壊れた錆び付いたポールで足を切ってしまったのだ。
痛すぎる衝撃。
「なんでこのポール放置されてるの(怒)
てか、痛すぎる。まずは出血を止めないと・・・」
急いで薬局に向かい、状態を見てもらい、消毒液や包帯などがセットになっているものを購入した。
手当てをするも、歩くのも痛い。
ハァとため息。
けれど、破傷風の予防注射をしておいて本当によかったと思った。
やっぱり何事も備えて置くことが大切だ。
最初はショックだったが、徐々にそんなこともあるよねという心境に。
ある意味、このくらいの傷で済んでよかったのだろう。
うっすらと傷跡になってしまったが、時々傷のことを思い出すと
一緒に旅の楽しかったことも思い出す。
今では笑い話で、旅のいい思い出となっている。
(もう怪我は絶対に嫌だけどね!笑)
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