![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118039479/rectangle_large_type_2_d9535f9076e2a4eb93da8665942eeb2d.png?width=800)
【ChatGPT】Webライターならどう活用する?
2022年11月にアメリカで公開されたChatGPT。公開から2か月で利用者が1億人に到達した、世界中から注目を浴びる対話型AIです。すでに活用されている方、いらっしゃるかと思います。
ChatGPTは、英語・日本語・中国語・スペイン語など複数の言語を認識します。質問の回答だけではなく、日々の学習を通して、詩や歌・短編小説・Excelの数式などのプログラムコードを書くことが可能です。
この記事は、ChatGPTをライター業に活用したいと考えているものの
まだChatGPTを使っていない方
どう使えばよいかわからない方
のお役に立てる記事です。
ChatGPT(チャットボット)とは?
ChatGPTはチャットボットの一種です。チャットボットとは、プログラムされたアルゴリズムに基づき、自動的に会話するソフトウェアを指します。
「チャットボットなんて難しいもの扱えない」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、チャットボット自体は20年ほど前から登場しています。触れたことがある方は、きっと多いはずです。例えば……
1997年
Office 97でアシスタントとして登場した青いイルカの「カイル」
2011年
iPhone 4Sに搭載されたAppleの「Siri」
2014年
Amazonの音声アシスタント「Alexa」
2015年
LINEやTwitterに登場したリアルな女子高生AI「りんな」
などがあります。
わたしは料理中、手が汚れてスマホに触れない時、Googleアシスタントにタイマーのセットをお願いしています。こうして人の暮らしに、すでにチャットボットは馴染んでいるのです。
ChatGPTに質問してみたら……
ChatGPTは現在、GPT-3.5の言語モデルをベースにしており、2021年までに学習したWebデータで構成されています。インターネットのテキストデータ・ウィキペディア・ニュース記事・小説・会話ログなどを元に、文章構造や内容を学習しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1681952440637-A4TovZvAce.png?width=800)
ChatGPTの回答は、質問者側が与えた質問に、AIが学習したインターネット上のデータを見ながら回答している状態ともいえます。ゆえに欠点としては、人の学習と同じく「誤った情報を覚えている」可能性があります。
誰が見ても正しい回答か疑問が残る
例えば、オムライスの作り方を聞いてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1681952510601-HyL0QMCVNu.png?width=800)
日本語はまだまだ勉強中
ChatGPTの特徴の1つ「回答の人間らしさ」。質問する側と回答する側の両方を演じるAIトレーナーたちが、会話形式のデモデータをシステムに登録して「人間らしさ」を学習させています。言葉のそれぞれの単語に対して次に来る単語を当てる、クイズのような訓練を繰り返しているのだとか。
まだまだ訓練中のため、質問してみるとたまに“てにをは”が間違っている場合もあります。学習データは英語であるため、日本語に訳す過程で少しおかしな文章になるのは致し方ないのかもしれませんね。
![](https://assets.st-note.com/img/1681952548907-pCgnxxv5Se.png?width=800)
ChatGPTを活用する際に注意したいこと
サクサクと回答してくれるChatGPTを使えば、情報を簡単にリサーチできます。調べ物が多いライター活動において心強い存在ですが、入力する質問(情報)には注意が必要です。
情報資産を入力していませんか?
ChatGPTに入力した情報は、利用規約上「サービス提供会社(OpenAI)が使える」ようになっています。つまり、入力した情報はChatGPTの学習に使用され、内容が他者に回答として提供される可能性があるのです。
ライターが得た情報は、時にクライアントの公開前情報である場合もあります。機密情報や新技術に関わるデータを、安易にChatGPTに入力するのは避けましょう。また、固有名詞は一般的な単語に置き換えて質問するなど、自分の行動で情報漏洩のリスクを回避したいですね。
ファクトチェックは必須!
ChatGPTの学習データに偏りがあれば、偏りを反映した回答になる場合があります。読みやすい文体で、適当な回答や誤りに気づきにくい場合もあります……得た回答はそのまま鵜吞みにせず、数字の確認・言い回しに誤解が生まれる表現はないか、ファクトチェックは必須です。
![](https://assets.st-note.com/img/1681952686152-Y2lWNS35jN.png?width=800)
もし、ChatGPTが回答した内容をそのまま記載しフェイクニュースだった場合、責任はライターにあります。損害賠償請求につながる場合も考えられます。
結局は質問者本人の調べる力が必要
2021年までに学習したWebデータで構成されているChatGPTは、直近の話題には回答できません。
![](https://assets.st-note.com/img/1681952735047-PhI4kSUDQ6.png?width=800)
専門的な内容は、本人に知識がなければ正しいと判断できません。
![](https://assets.st-note.com/img/1681952759370-A87FtBg0yB.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1681952824083-Go7sJLlxrR.png?width=800)
調べたい情報にまったく知識がない場合は、先に本やWeb情報を元に基礎知識を入れておいた方がスムーズです。最終的には、質問者が回答の正確さを判断する必要があります。ChatGPTの回答以外にも、できるだけ情報を集めておくとよいでしょう。
まとめ
ChatGPTは2022年11月にリリースされた、進化過程のチャットボットです。無料で誰でも使えるツールであるものの、使い方は使用者に委ねられています。自身の知識やITリテラシーを高めたうえで、うまく活用したいですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?