高橋晋平/おもちゃクリエーター
ついにnote公式カードゲームが発売されます。「ショートショートnote」~皆で3分で小説を書くゲーム!?
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ついにnote公式カードゲームが発売されます。「ショートショートnote」~皆で3分で小説を書くゲーム!?

高橋晋平/おもちゃクリエーター


大好きなサービス、noteのカードゲームを開発させて頂きました。めちゃくちゃ嬉しいです。

noteは、書くことが楽しいのはもちろん、これまでこの場をきっかけにどれだけ新しい出会いを頂いたか分かりません。

そして今回、2019年末からひそかに構想していた、noteを使って遊ぶカードゲームという念願の商品を、note公式と、友人でもある作家の田丸雅智先生に監修頂いて開発し、発売させて頂く運びになりました。

ショートショートnote記事

ゲーム名は「ショートショートnote」です。本当に、たくさんの人に遊んでほしいと願っています。

以下、ゲームの内容や、開発に際しての想いなどを紹介させて頂きます。


どんなゲーム?


①カードを組み合わせて親が小説(ショートショート)のタイトルを作り、みんなに見せます。

②制限時間カードを引いて、その時間内で参加者全員が一斉にnote上など好きな方法で物語を書きます。時間が来たら必ず書くのをそこでストップします。

③作品を見せ合い、自分以外の作品で一番スキな作品に「スキ」をつけます。一番スキを集めた人の勝ちです。

これだけです。プレイヤーがスマホやPCを使って実際に文章を書くという所が、他のアナログゲームに類を見ない特徴です。

試しにやってみましょう。
今から、手元にあるカードをガチで2枚ランダムに引いてタイトルを作り、3分でショートショートを書いてみますね。

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タイトル『メガネ釣り』になりました。じゃあ、本当に今から3分で書きます。ヒントカードも引いて参考にしつつ。よーい、スタート!

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『メガネ釣り』

お祭りに行くと、「メガネ釣り」と書かれた屋台があった。
「ヨーヨー釣りじゃないんですか?」
「だって、メガネの方が釣りやすそうだろう?」
「たしかに!」
僕は100円を払ってメガネ釣りに挑戦した。
レンズとレンズをつなぐ鼻のところに針をひっかけると、うまく釣れた。
「やった!」
「あ、それは反則だよ!」
「え?」
「鼻のところだけは、針をひっかけちゃいけないルールなんだ。」
「え、じゃあ、じゃあ......、一体メガネのどこが釣れるって言うんですか!」

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いかがでしょう。

別に上手くもないし、まとまってないし、会ったこともない僕一人の作品を読んでもピンとこないかもしれませんが、これを仲間たちとやると、めちゃくちゃ笑えます。(実際僕はこの作品を今家族に見せてみんなで爆笑しました。よく考えたらヒンジのとこめっちゃ釣れるだろ、みたいな。)
制限時間も変えて遊べますし、小説ではなくエッセイを書くお題があったり、文章ではなくマンガやイラストを描いたり、音声(口頭)で話したりするというルールも選べます。

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とてもシンプルですが、一つのタイトルでみんなが書いた物語が全く違っていたり、逆に似てしまっていたりするのが面白い点です。
「いやいや、私に物語なんて書けないよ!」と言う方も多いかもしれませんが、今回ゲームを監修して下さったショートショート作家の田丸雅智先生にアドバイスいただいたヒントカードがいろいろ入っており、そのフレームに沿って考えると……、書けちゃうんです! ゲームとして、みんなで一斉に制限時間を設けて書くと、不思議とストーリーというものは強制的に頭に浮かんでくるものなんです。この体験を味わってみてほしいです。

このご時世では、Zoomなどのリモート通話で遊ぶことが特におすすめです。一人がカードを持っていれば、画面でお題を見せながら遊べます。もちろんnoteで書くとつながれますし、仲間同士でイベントもやりやすいです。

なぜこの遊びを作りたかったか


発想のきっかけは数年前。僕は「ハト小説部」というイベントを主催して、月一くらいで定期開催していたことがありました。開発チームに入っていた「OQTA」というスマホ連動鳩時計(以下の記事を参照)、

この製品のユーザーさん達と集まって、「スマホのボタンを押すと遠隔で鳴かせられる鳩時計が出てくる小説」を40分で書くという遊びをしていました。ルールは、そんな機能の鳩時計が話の中に出てくることと、制限時間厳守の2点だけ。

それが、めちゃくちゃ面白かったんです。ミステリーっぽいのもあれば泣ける系の話もあり、ギャグもある。全員で書いた小説を褒め合って、終了後何時間も笑っていました。これが自分自身で体験しないとわからない性質の面白さだったので、正式なゲーム商品として世に広めたいなとずっと思いながら、ルールの構造を思案していました。

みんなで小説を無理矢理書くことの、何が面白いのか。

それは、ほとんどの人がそれまでやったことのない、「小説」つまり自分が考えた空想の物語を書くという、「うれし恥ずかしい」行為を全員でやって、笑い合い、承認し合うことにより多幸感が生まれるからです。

ゲーミフィケーションとしては、「人生初のカラオケ」を参考にした設計をしています。カラオケって、恥ずかしいけど楽しいですよね。そして、カラオケが遊びとして優れている点が、「人を批判できない構造」です。他の人の歌を承認して褒めたり盛り上げたりしないと、自分が歌ったときに盛り上がらないわけですよね。だから人の歌を全力で楽しもうとしますし、褒めて盛り上げます。

このゲームでもその心理構造は働きます。人の書いた小説を楽しまないと、自分の書いた小説も楽しんでもらえないわけです。味わおうとすると、一人の人間が紡ぎ出した物語って必ず面白いんです。そんな風に、書いた小説をみんなに読んでもらって面白いと言われると、嬉しくなってまた書きたくなります。これを繰り返すと、不思議なものでどんどん空想の話が思い浮かんでくるんですよね。考えているときに笑っていることが大事ですね。

このゲームで、誰しもの創作をすることの心理的ハードルを一気に下げることができ、隠れていた才能を発現させることができると考えています。このゲームをきっかけに誰かの本が出たり、誰かの原作が世界に感動の渦を巻き起こす日が来る可能性は必ずあります。つい正解を探そうとしてしまう検索世代の子供たちや学生さんにも遊んでもらいたいです。

noteならではの最大の仕掛け


一番やりたかったのは、このゲームを通して全国のクリエーターさんたちとつながることです。

#ショートショートnote

をつけて自分が書いたショートショートを投稿すると、このハッシュタグで追いながらみんなの作品を読むことができます。「スキ」をつけあったり、コメントをし合ったり、さらには参加者たちみんなで同時にショートショートを書くイベントを行ったりすることも可能です。僕や田丸先生も全国の皆様の #ショートショートnote を追って読んでいきますので、みんなで書いていき、つながりましょう。盛り上げ企画も準備中です。

僕は、このゲームを遊んだ経験からプロの作家さんが誕生するまで、このゲームをたくさんの方に伝え続けたいと思っています。人を喜ばせる作品が一篇でもこの世に誕生して、誰かが笑ったら、このゲームを作った価値はあったんだろうなと思います。

発売日と、みんなで遊べるイベント告知

商品の発売予定日は6/22(火)。希望小売価格は税込み2,970円。発売元は株式会社パートナーズ様です。

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ショートショートnote記事2

そして、このゲームをみんなで遊ぶイベントが、この発売日と同日の6/22にnote pleceで開催されます! YouTube配信もあります。

この商品の監修と帯コメントを頂いた田丸雅智先生と、おもちゃクリエーター高橋晋平にて、トーク、ショートショート書き方講座、そしてゲーム会を行うイベントです。参加は無料で、当日現地で商品を買うことが可能です。(田丸先生のサインも貰えるかもしれません……!?)

以下のページから申し込み可能です。ぜひ、会場でお会いしたいです。

※2021年7月9日追記 田丸さんとゲームで対戦した記事です。こちらもぜひ読んでみて下さい。遊び方と楽しさがよりわかります。↓

ストーリーは、無限に生み出せるものです。

これを機に、生まれて初めての小説、物語を書いてみませんか?

皆さんの中には、人を楽しませるお話を空想する力が必ず眠っています。

一緒に遊んで下さい。続報はまた書きます。よろしくお願いいたします!

高橋晋平Twitter:https://twitter.com/simpeiidea







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高橋晋平/おもちゃクリエーター
株式会社ウサギ代表。おもちゃ・ゲーム系プロダクト/遊び系事業支援。∞プチプチ、simpei、OQTA、ショートショートnote、MouMaなど。落研出身/全国で講演。『企画のメモ技』など著書4冊。Twitter→ https://twitter.com/simpeiidea