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子供にサンタが来なくなる日の、最高の訪れ方

今朝はクリスマス。暗いうちにサンタがやってきます。うちは毎年、2人の娘とママにサンタがプレゼントを持ってきてくれて、朝4人で起きて下の階に行くと、ピカピカ光るツリーの下に3人分のプレゼントが置いてあります。不思議。

去年、5歳になった娘がついに言いました。「なんでパパだけプレゼント来ないの? いい子なのに。」そんな愛らしいことを言う娘は、少し悲しそうでした。

僕は、「サンタは、お給料をもらって、自分で買えるようになった人には来なくなるんだぞ」と教えました。すると娘はとても納得した様で、「パパはたくさんお仕事してるもんね」と言い、嬉しそうでした。

誰にでも、サンタが来なくなる時が訪れます。その時、子供たちはどう思うのかな。

僕が子供の頃、豪雪で道が閉ざされる秋田の田舎にもサンタは毎年来てくれていました。うちに来るサンタはいつも、割と独特のものを持ってきてくれました。
「コンパスと分度器」
「続・トムソーヤの冒険(文庫)」
「何のチームかわからないキャップ帽」
「ニセのミニ四駆」
「ニセのテトリス」
「おもちゃ用の乾電池の充電器」  ←人生で一番うれしかった
「日本中の祭りに参加しながら日本一周するすごろく」・・・

サンタの愛を感じます。ありがとう、ありがとう。

サンタは小さくなって、玄関の鍵穴から入ってくるのかな、とか、想像していました。毎年のことを、とてもよく覚えています。

ある年、僕にも妹にもサンタは来なくなりました。その朝は、僕も親も妹も、サンタについての会話は一切しませんでした。サンタってなんだ? とか、あれ? とか、そういうことは全然考えませんでした。頭が考えないようにした感じでした。

人の親になった今でも、昔は、僕のところにだけは、サンタは本当に来てくれたのかもしれない、と、まだ心のどこかで思えています。

うちは、「自分でお金を稼いだら、サンタは来なくなるよ」というルールを教えました。

2人の娘は、もうちょっと大きくなったら小学生のうちにパパの会社に入ることにしています。格好つけた言い方をすると、「親子起業」です。僕らはその時をとても楽しみにしています。自分たちにできることを、誰かにプレゼントする日が訪れるのです。

長女はAEONみたいなところでレモネード屋さんをやりたいと言っています。
次女は病院をやりたいと言っています。
だったら、やってやろうじゃないか。

うちは、娘たちが僕と一緒にお金を稼いだときに、サンタが来なくなる気がします。2人の心の中には、「昔は小さくてお仕事ができなかったから、サンタが来てくれてたよね」という思い出が、残ってくれるかなあ。うちの玄関はカードキーだから、鍵穴もないし、どこから入ってきてたんだろう。不思議。

人にプレゼントをあげられることは、もらうことよりも、すごく嬉しいことなんだよ。そのことを一緒にわかっていけたらいいなあ。メリークリスマス、心から愛してるよ。

※今から子供の隣で二度寝します。




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