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本が本を呼ぶ

 本好きの人が書いた本を読むと、随所に本の書評が紹介されており、そのたびに、その本を読みたくなって、とはいえ、いつもいつも購入してばかりもいられないため、図書館で本を予約し、読んでいます。
 最近の図書館は、市内全域の本を検索して本を探せるようになっているため、自分の住んでいる地域からは、遠いところにある図書館の所蔵する本であっても、最寄りの図書館まで取り寄せることができるようになっています。ただ、本との出会いは、自分の既知の領域を超えたところに、世界を広げることに面白さがあるため、図書館や書店を歩いて未知の本と出会うことも大事です。先日も、吉村昭の「関東大震災」という文庫本と出会い、非常に感銘を受けました。吉村昭の本はかなり読破したつもりでしたが、「関東大震災」は全くセンサーにひっかかりませんでした。
 話は逸れましたが、本を読んで新たな本と出会うというのは、旅の途中で途中下車をして、その町で新たな発見をするようなものです。目的地まで時間がかかる旅になりますが、素通りするよりも豊かな人生を過ごすことができる、そのように考えています。

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