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子供の勉強

 子供の心が向かない勉強をむりやりやらされて、イライラしているのを見ると、何だか気の毒にはなります。
 とはいえ、ここで自分の意志力に任せ、安易に流されて基礎地盤がユルユルであれば、その上に頑強な家屋をつくることもできないし、それは、この先の人生で、心理的安全性とか、人間関係で尊厳を維持することも難しくなってきます。
 一方で、あまりに勉強を強要すると、勉強がいよいよ嫌いになりそうな気もしますし、親に言われてやらされてると感じるストレスが溜まると、親に対する反抗期に、その反動が大きくなってしまったり、登校拒否などにもつながりかねないと、心配してしまいます。
 子育て、特に勉強への親子の向き合い方は、子供が進んで勉強するタイプでないと、いろいろ心が揺れ動き、悩み、考えてしまいますが、四方から蓋をしてしまうと、内面で不満だけが高まって心理的な亀裂が管の内部で拡大し、予期せざるところから圧が抜けることになりかねませんので、家庭の中では自分がベンドの役割を果たすことで、この悩ましい微妙なバランスを維持していきたいと思います。

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