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* 俳句 *  晩冬  (季語)

幼子の満面たるや手のつらら     (つらら)

粥施業 共に眺むる先の明       (粥施業)

しまく夜の誰も寝てはならぬとぞ   (しまく (風巻く) )

オリオンに魅せられ湯冷めし日も遠く (湯冷め)

寒土用 仄めく春を励みとす      (寒土用)

凍滝の静寂 時は流るるか       (凍滝)

寒漉や白に透きたる指の赤      (寒漉)

大寒や ぬくき心を常とせむ      (大寒)

大寒や熱の冷むるはならひとて (大寒)

寒鴉 人の世をこそ憐れむる      (寒鴉)

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