単位制×自由な時間割

お久しぶりです。similarlです。タイミング良く(?)、noteでポプラ社さんが「#こんな学校あったら良いな」というテーマで募集をしています。今回はあくまで私の独断で考えた「こんな学校あったらいいな」を書きます。

応募する際の趣旨にある小学生の読者を想定した記事は、これまた空想で、別に書こうと思います。(締め切りまでに間に合うかな…)

小学校から単位制の衝撃

小学校から単位制で、学年制は無い。つまり入学して1年経ったら2年生、授業を理解してるかどうかに関係なく6年や9年通ったら卒業ということではなく、必要な単位を取得していく方式だ。大学まで一貫で、受験や内申制度に足止めされることも無い。一方で、小学校・中学校・高校卒業と見なされるだけの単位もしくは、その学校で学ぶ内容に相当する科目の単位を一定以上取れば、任意のタイミングで卒業することも出来る。なので、従来であれば9年かけて小中学校を卒業するところを5年で中学相当の課程を卒業と見なされるだけの科目を取れば、その子は5年で中学卒業できるという話だ。卒業後の時間を自由に有意義に使える利点がある。

いつ入学するかは、4歳以降なら、好きなタイミングで選べる。一貫ではあるが、中学入学時点相当、高校入学時点相当、大学入学時点相当と途中からの転校もありだ。ちなみにその学校には入学試験も無い。「入学試験の対策に時間と体力を使うくらいなら、入学した後に使って欲しい」との願いが込められているからだ。

得意なことは、飛び級のように学年関係なく先取り出来る。ゆっくり学びたければ、単位が取れるようになるまで何度でもやり直せる。

自由に選べる時間割

必修科目は「人権」「お金の教育(稼ぎ方、税制、年金、クレカ等)」「社会福祉制度」「政治に参加する方法」「(人間関係や自他のリスペクトを含めた)包括的な性教育」の5つ。いずれも「卒業した後の人生で凄く重要なのに、現状は学校教育で扱われていない」ことをピックアップした。それ以外の縛りは特になく、自由に科目を選べる。畑で野菜を育てるも良し、料理や工作をするも良し、大学レベルの学問を究めるも良し、旅をしながらオンラインで学ぶも良し、図書室で読書三昧するも良し、やりたいスポーツを好きなだけやるも良し。

例えば野菜を育てるなら、どの野菜を育てるか、種や苗を植える時期はいつか、病気や虫の対策等、ネットや図鑑などで調べる。時には外部講師としてその道のプロから教わることもある。家から出ずにオンラインやタブレット端末などで授業を受けることも出来る。

このようにして「いつ」「何を」「どのように」学ぶか、子ども本人が決めるのだ。そして、自分は何が好きで何が嫌いか、自分には今何が必要か、自分で見極める練習を、幼い頃から積み重ねられたら、と思う。

また、一人一人顔が違うように、得意なこと得意でないこと、そして成長する速さは一人一人違う。人と違うところがあるのは恥ずかしくないし、ましてやそれで誰かを虐めていい理由にはならない。その意味で、もしも、幼少の頃から「人と違うのが当たり前」の環境で育ったら、「アイツだけ狡い」等の意識は薄れるだろうか…と想像するのだ。

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