父へ贈った『犬が伝えたかったこと』
先日、父の誕生日だった。
高価なプレゼントを嫌うので、本を選んだ。
犬にまつわる実話をもとにした物語と、筆者の的確な解説によって構成された1冊。
例えば、飼い犬が病気になったり、しつけが上手くいかなかったり、なかなか好きになれなかったりといった数々のエピソード。
そこに合わせて、筆者が愛犬の気持ちを代弁するように、まるで手紙のような説明を綴っていく。
わたしはこの文章に、胸がむずむずした。
そして、明確な意図を持って、この本を父へプレゼントしようと決めた。
・愛情不足の現代社会に対して、こういう表現方法があり、とても大切であると感じていること。
・言葉にしないと理解できない人間ではあるけど、だからこそ言葉に豊かでありたいし、真実を深く理解したいと思ったこと。
わたしの想いを父に伝える手段として、この本は最高だという自信があった。
贈ってまもなく、父はすぐ読み終えたことと満足のできる内容だったことを知らせてくれた。
やっぱり、わたしは、本を通じての父とのコミュニケーションが大好きらしい。
最後に、現代社会を生きる方々へ愛を込めて。
今日も、理由のない愛がたくさんたくさん伝わりますように…!
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