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おいしいお話

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読むとほっこりする、おいしいものにまつわるお話や思い出をまとめました。
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#食べ物

胃に沁みわたる、お出汁と生姜とモチモチうどん。

寒いときほど恋しくなる、お出汁のきいたおうどん。 熱々のお出汁をゴクリと飲めば、 冷えた…

hiro
2年前
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腹15分目の炊き込みごはん

歴史ある小さな温泉街に佇む、 料理が人気の温泉旅館に行ったときのこと。 夕食の机の上には…

hiro
3年前
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楽しくて可愛らしい、フルーツのかくれんぼ。

噛んだとたん、“じゅわ“とあふれる果汁。 フレッシュな甘酸っぱさを包みこむ あんこの優し…

hiro
3年前
86

懐かしのバタークリームを包み込んで。地元で愛される老舗の味。

手にとると崩れそうなほどふわふわの生地に 巻けないほどたっぷりの生クリームが入った ぽっ…

hiro
3年前
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あんこ好きを虜にする“冷やし饅頭”はじめました。

ふと、無性に食べたくなる”あんこ”。 夏は”水ようかん”、”水まんじゅう”もいいですね。…

hiro
3年前
136

幸せにかぶりつく。“ハンバーガーの日によせて“

ふわふわですべてを包み込む、心の広いバンズ。 香ばしく焼かれた、肉肉しいパテ。 小さいの…

hiro
3年前
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399円のとりめしに詰まった、ささやかな思い出。

たかが、とりめし。 されど、とりめし。 “とりめし“に詰まった夕焼け色の思い出を 私は突然知ることになりました。 * * * 日が長い夏の休日。 明るいからとのんびりしていると、 気がつけばもう18時!!! 「ご飯の準備しなきゃ。」 と、言いつつもエンジンかからず。 見かねた旦那さんが… 「今日はほか弁にする?」とひと言。 ん?晩ごはんにほか弁? 頭の中を葛藤と疑問が、巡り巡ります。 休日で時間があるのに、 そんな手抜きをしていいんだろうか? 今

雨の日ブルーには〇〇が一番の薬。

急に大雨が降ったり、雷が鳴ったり、 不安定な天気につられて不安定なのが、心。 気圧に左右…

hiro
3年前
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《忘れられない味》台所で生まれた”味見”という名の“つまみ食い“。

台所は、おいしくて楽しい場所。 台所は、母とすごす特別な場所。 忘れられない味は、そこで…

hiro
3年前
65

今日も、半熟たまごに片思い。

殻にこもったキミは、とっても魅力的。 鮮やかな黄色のドレスをまとって、 華やかに登場する…

hiro
3年前
48

シュークリームの日にかこつけて。

香ばしくて、甘くて、とろとろで。 スプーンもフォークもお皿もいらない。 優しく手にとって…

hiro
3年前
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“宝箱”ひとつひとつに込められた母の想い。

新生姜の季節がやってきた。 それは同時に、母が得意とする「新生姜の佃煮」の季節の到来でも…

hiro
3年前
27

八百屋のおじさんと大きなスイカ

あまりの暑さに、扇風機が冬眠から目覚め、再始動。 扇風機を見ると、子どもの頃に青い羽の扇…

hiro
3年前
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冷蔵庫に詰まった愛で、おなかも心も満たされたい。

おなかぺこぺこで冷蔵庫を開けたとき、空っぽだと心も空っぽになって、なんだか寂しい。 それは、単に食べるものがないから、ということじゃなくて、食べ物からただよってくる“人の温もり”が感じられないから。 食べ物ひとつひとつには、実はいろんな“愛”が詰まっているんですよね。 わが家の冷蔵庫にはどんな愛が詰まっているのか、少しばかりご紹介しますね。 母からの愛冷蔵庫のなかで何ヶ月も鎮座している大きな瓶には、生姜の甘酢漬けが入っています。 市販品のような真っ赤なシャレたもので