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クルマを運転しながら考えていること

前回は運転中に小さなPDCAをいっぱい回すという話を書きました。

PDCAには目的地、走行経路、速度などいくつかの意識の階層があると考えられます。

①手段選定:何で移動するか
②目的地 :どこに向かうか
③走行経路:どこを通るか
④速度  :どのような速さで走るか
⑤加速度 :どのような勢いで走るか
⑥力   :どのような力を加えるか
⑦力の変化:どのように力を変化させるか
⑧圧力変化:どのように圧力を変化させるか

おそらく、一般的には③〜④くらいの階層までは考えながら運転しているのではないかと思います。

自分もしばらくは⑤の階層(横Gやヨーレート)を意識した運転をして、うまくなった気がしている時期があり、より下の階層を理解できるようになるにはしばらく時間がかかりました。

今は⑧の階層までを意識して運転しているようです。
(感覚的には⑥~⑧はわずかな違いではありますが、その差がクルマの動きに大きく影響するように思います。)

エキスパートドライバーによると「手のひらの皮膚のたわみの変化を感じている」とのことなので、もう一つ下の階層があるかもしれません。

PDCAの階層と時間イメージ

私の感覚ではPDCAを回す時間のイメージは以下の通りです。
①〜④は数秒〜数分、数時間
⑤〜⑥は0.5〜2,3秒
⑦〜⑧は0.5秒以内
運転中に時間周期の異なるPDCAをずっとぐるぐる回している感じです。

PDCAを回す時間イメージ

先ほどの表の➀~⑧を運転意識(マインド)を横軸にとり、
運転技量を縦軸にとってみると以下のようになります。
感覚的には⑥が理解できると一気にレベルが上がるようなイメージです。


運転意識と運転技量の関係(イメージ)

ここで伝えたいのは以下の2つです。

①クルマをスムーズに動かすためには力の変化という深い階層を意識する必要があります。
そうすることでタイヤやクルマの動きの特性を理解した操作ができるようになります。

② ①を意識することでクルマと対話する意識が深まり、運転がうまくなり、楽しく運転できるようになります。

細かいことは今後書いてみたいと思います。

この投稿を読んで「なるほど」「そんなこと考えてなかった」など気づきにつながると嬉しいです。
引き続き、頭の中を言語化してみたいと思います。
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それでは。

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