たくさんの方に来ていただいた「SIMULATIONおおさか2025+お披露目体験会」を終え、これでホンマに最後のコアメンバーによるミーティングを6/10に行いました。
お披露目体験会の様子はこちら ↓
いつもの日本酒飲み放題の「中も津屋 南船場店」をチョイスしたために、ふりかえりをする前に普段の仕事の話で盛り上がってしまい、途中で仕切り直してまずは参加者アンケートや感想を共有しました。
聞くだけの研修ではなく、多様な参加者との密な対話で発見をし、視点が広がり、体験として「楽しい」ことをめざした「SIMULATIONおおさか2025+」について、高評価であったことは嬉しかったです。
自分の範囲の仕事から視野を広げるのは、日常の中では難しいので多様な職員が混ざることの意義も感じました。あと、があさんががんばった「デザイン性の高さ」についての言及があったのも嬉しかったです。
続いてのアンケート項目。
私は民間から学校現場、局、そして区役所を経験して「縦割り」の強固さを思い知っている人間なので「SIMULATIONおおさか2025+」を通じて「大きなビジョンの下に、所属を超えて対話を重ねて施策を取捨選択する」難しさと、突破する意義を感じてほしいと思っています。その目的に近い意見があったのは、喜びでした。
あと、「構成する人により結論が変わっており、人は無力じゃないんだなと思いました」という感想にはしびれました。AIがどれだけ発展しようとも、人の意志や異なる考えを持つ人間同士の対話による判断が未来をつくるんだ、という発見は「多様な人材が組織をつくり、意見を言い合って仕事をする意義」を確認させてくれました。
これらの感想も共有しながら、今後の展開も見据えたコアメンバーのふりかえりはこちら。
さて、これからどうしよう。
「年に1回は、今回のようなオープンな体験会&懇親会をやり続けるのはいいな、と思っている。あとはファシリテーターを育てていくのと、開催や『ご当地版を作りたい』オーダーがあれば受けられる人は事情が許せばどんどんやってほしい」
「年に1回じゃさすがにもったいない。まずは内部で研修に使って実績を積むことが大事かな」
「大学で学生やりたいという声もあるので、出前授業や市民参加の機会も作りたい」
「動画も作ってしまって、誰でもできるようにしたい」
「体験会の直後、いろんな人に『面白かったらしいね』『今度参加したい』という声があったので、早めにやるのもいいかもしれない」
……と、いろんな意見がありました。
まずは「問い合わせ窓口」を作り、オーダーや問い合わせを受けると同時に、大阪市の職員向け研修として内部でやってみたいとは思っています。並行して、説明用の動画を作るなども検討しつつ。
とりあえず8人でちょこちょこ集まって、オンラインでやりとりして、勉強会や体験会を重ねてゴールまでたどり着けたこと、ちょっとした旅が終わってホッとしました。何より、一番学んだのは私たちだったと思います。
そして、今回はコアメンバーや体験会参加者に「大阪市元職員」が関わっていました。これも大事なことで、それぞれの事情があって大阪市を離れた人が元の職員たちとつながれたり、外の視点を持ってきてくれたりできる場があるっていいなと、任期付きで大阪市で働いていて、残り2年を切った私は思うのです。
「SIMULATIONおおさか2025+」は、職員として、またどこかの自治体の住民として当事者意識をもって「自治体財政と働き手不足のゆくえ」を考えることができるツールです。
またどこかで、一緒に楽しみましょう!
《ライター:てるみん》