見出し画像

組織の力をバク上げする方法

お久しぶりです、田村です。
今日は、働く理由というテーマで僕の考えを書いていこうと思います。
これから人事で働いてみよう、戦略人事を学びたいと考えている方、会社の考えていることが知りたい方は是非読んでみてください!

働く理由 VS 雇う理由?

とってもシンプルな話で
自分の働く理由=会社の雇う理由
となっている時、社内での成果は最大化されます。

ところが、この関係が築けないカラクリがあります。
それは会社の人事部が行う配置に原因があります。

配置の考え方:能力マッチング

僕たちが新卒で会社に入社した時、中途で会社に入社した時の人材配置は、『未来あなたはポテンシャルがあるから対応できると思います』という会社側の期待によって行われています。

ノウハウ、スキルのない人を雇い入れ配置するというのは、その人の過去を見て未来出来る可能性があるかを判断(面接)し、可能性によって配置するカラクリです。

従業員からすれば今までの環境が、個人がまだ見ぬ可能性によって変わるということです。
ワクワクもするけど不安もある、という感じです。

まとめると配置の前提は、
・会社は可能性によって人材配置する
・従業員は今までの環境が、会社の感じた可能性によって変わる
という関係です。

この関係を能力に比重をおいて見ると、どうしてもミスマッチが起こります。
すごく簡単な話で、能力マッチ出来ている状態は、会社が求める能力より、個人の実力が高い状態です。

スクリーンショット 2021-04-26 9.14.23

しかし、能力ミスマッチ(入社した時の状態)はこんな感じです。

スクリーンショット 2021-04-26 9.15.31

以上の関係図、どっちがいいとかはなく、どっちも良くない構造です。
理由はシンプルで、
成果がでる状態の方は、1年、2年後、従業員は飽きます。
成果がでない状態はの方は、従業員が疲弊していきます。

よって、人材配置において能力(できる、できない)は最重要でない、となります。
能力の重要性を適正に見積もらない人事配置の下で働くことは、あまりにもきついこと、だと思います。

配置の現状と対処

前項では人材配置を能力で見積もらないという話しをしました。
では、配置の実際はどうなっているのかを僕の主観で書きたいと思います。

現状の人材配置は人手不足によって行われている、という印象です。
人手不足は結果として、能力の重要性をあげてしまいます。

人手不足だから採用して、
①採用したのに出来ないから、従業員はきつい
②採用されたけど仕事が簡単すぎて、従業員は飽きる
といった感じです。

画像5

人手不足が土台となる配置は、従業員のモチベーションを下げます。

職場にこんな従業員はいませんか?
従業員は他の従業員に迷惑をかけないために仕事をしている
お金がもらえるからいいやと仕事している
僕を含め多くの人が上の通りだと思います。それでも、個人が優秀なのである程度成果は出ます。

では、組織の本来持つエネルギーが発揮できたらどうなるか?

本来のエネルギーをどう創っていくべきか?

ここが肝だと思っていて、
会社の未来のために人事発令を打つ時に、その人が成長すると報われるっていう未来を会社が綿密に作り上げる
だと思っています。

スクリーンショット 2021-04-26 10.01.33

従業員が会社の未来ヘ向かって自分が成長することで報われる
と本気で思っている状態を会社が作り提供することです。出来る出来ないなんて関係なく、やってみるぞ!と従業員が思う環境を目指します。

この状態は、会社側も従業員側も楽しさを感じるはずです。
人事、配置、採用をやられている方は、自分の会社を客観的に見た時に従業員が楽しそうでないと思えたら、おや?と思って見てもいいかもしれません。

まとめ

最初の話に戻ってまとめます。
自分の働く理由=会社の雇う理由
この関係を、能力でくくるのではなく、未来でくくるということです。

会社の目指す未来と自分の目指す未来の共通項があるかないかで採用や配置を行うべきだと僕は考えております。

なぜなら、人間の能力は達成したい未来のためあるからです。
クリアしたいゲームを何時間もやってしまった経験
美容のYouTubeを何時間も見た経験
受験勉強した何時間もした経験
が僕たちにはあります。

組織は会社(組織)のゴールと従業員のゴールを上の経験レベルで同一化していくことが最重要です。組織と個人の自己同一化がなされた時、個人の成果が最大化されると共に、組織として社会に問う成果も最大化されると、思ってます。

経営者やフリーランスの仕事っぷりは他の人と違って見えるのだと思います。

なので、僕自身も組織ゴールの練り上げに毎日奮闘中であります!

画像4



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?