ピカピカの宝石箱のような、自分だけの特別な世界。
「サンタのおじさん、〇〇をください。」
我が家ではクリスマスに欲しいものを空に向かってお願いしていました。
プレゼントが置いてある場所は毎年違っていて、朝起きてワクワクしながら家の中を探し回る、子供のころのいい思い出です。
クリスマスの時期になると、家族みんなでクリスマスツリーを飾ったり、ご馳走を作ったり、子供の時を思い出してしまいます。
素敵な思い出を作ってくれた両親には感謝しかありません。
子供の時って、不思議な世界を作りますよね。よくわからないキラキラしたものを集めたり、大人から見たらガラクタに見えるかもしれないけど、ピカピカの宝石箱のような、自分だけの特別な世界。
大人になると、少しずつ忘れてしまうけど、あのキラキラした世界を忘れたくないと思うんです。
あの世界はきっと想像と創造の原点。
そっと心に閉まっておきたい、そんな自分だけの純粋な世界。
今でも初めてピアノが家に来た時のことをよく覚えています。初めてポーンと音を鳴らした時、綺麗で透き通ったどこまでも飛んでいくような音。
あの音が僕のピアノの原点です。
ピアノもキラキラの宝石箱と同じで、最高のオモチャ。だから子供の時の気持ちを忘れないし、思い出すことができる。
そして、聴いてくれる誰かの心を揺さぶるものは、この純粋でイビツな世界だと思います。だから大切にしたい。
クリスマスは、そんな時のことを思いだせるので好きです。ガラクタの中に、もしかしたら忘れてしまっている大切なものがあるかもしれませんね。
いつも記事をお読みいただき、ありがとうございます。少しでもお役に立てれば幸いです。