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若いマインドと老けマインド。

僕は子供のころ、大人の話を聞くのが大嫌いでした。なぜなら同じことしか言わないからです。特に過去の栄光話、これは聞かされてる方はほんと辛いですよね。今日は若いマインドと老けマインドについて書かせていただきます。



あなたも一度は遭遇したことがあるであろう、過去栄光しがみつき星人。


「オレが若かった時はねぇ…」(普段僕と言っていても、この時だけはオレ)


…以下同文。

親や職場の上司、先輩、目上の人だった場合、ひきつる笑顔で黙って耐え聞くしかありません。ここにお酒が入るとまさに地獄です。

やっぱりきたかぁ…

ただの自慢話だろ…

いつまで聞かなきゃいけないんだよ…

早く帰りたい…

話つまらない…


「過去の栄光話はどうでもいい、今頑張れや!」という言葉を必死に飲み込み話を聞く。帰宅するとドッと疲れが押し寄せ、ムダな時間だったとベッドに倒れ込む。もしかしたら読んでくれてるあなたにも経験があるかもしれません。

なんでこんなに聞くに耐えないのか考えたことがあります。

1.聞いても学ぶところがない。

2.話がつまらない。

3.毎回同じ話。

4.上から目線でムカつく。

5.っていうかあなたに興味ない。

理由はいろいろありますが、
「これが正しいんだ!という価値観を押し付けてくる」これが聞いてて1番イヤになるんだと思います。



僕はセラピストをしていますが、最近若いお客様が増え、自分も同じことをしていないかと振り返るようにしています。

僕も心では若いつもりでいます。よく言えば純粋、悪く言えば幼い。周りの同世代とは話が合いません。でもやはり年齢を重ねると、あれ?もしかして同じことしてないかと不安になるんです。



知らないうちに同じことをしてしまうのが1番怖い。



いい悪いではなく、歳を重ねると自分の価値観と軸が出来上がってきます。僕は生き方として、面白い人間でいたい。なので、自分をアップデートしなきゃいけない、そう思いました。

話は戻りますが、全ての大人が面白くないかというと、そうではありません。僕の周りでも面白いと感じられる人たちがいます。ピアノの先生、ビジネスの先生、ヒーリングサロンで働いている仲間。



彼らに共通することがあります。

それは、
「何か1つのことを極めるために生きている。」

もう一つは、
「面白いことを探し続けている。」

この2つです。

僕はピアノを習っていますが、先生の話はほんとに面白いです。学ぶところがたくさんあります。技術だけでなく、プロとしての心の持ち方。毎回目からウロコです。僕の先生のすごいところは、先生という立場に収まらないことで、素晴らしい演奏をするための探求を常に続けていることです。

現役でありながら、先生として教えることができる。この2つが同時にできるのは、すごいことだと思います。

何かを極めようとしている人でいえば、例えば舞台役者さんも同じです。

とある中国の役者さんがこんなことを言っていました。

「孤独があるから、輝ける。」

他の人と関わる時間、その全ての時間を舞台の稽古のために費やす。舞台に対しての絶対的な情熱がなければできないことです。常人には真似できないことですが、こんな情熱を持って取り組んでいる人がいる、圧倒される重い言葉です。



もう一つの面白いことを探し続けている人ですが、自分の知らない世界の情報を教えてくれるので、話は面白いですね。

これは僕だけなのかも知れませんが、自分の知らないことを知っている人の話は、新たな扉が開いたような感覚があって、刺激的です。自分もやってみようというきっかけにもなります。



そして、老けマインドにならないようにするために大切なこと。

それは
「若い人と話す時間を持つ。」
です。

決して上からではなく、友達のように、逆に教えをこうように。話す機会を持つことは、自分のマインドを若く保つ秘訣なんだと思います。

若い=正しい。老い=悪というわけではありません。ただ、マインドを若く持つことは自分の人生を面白くし、相手との摩擦も起きにくいのだと思うんです。


経験から培われた感覚を持ちながら、若い感覚を吸収していく。

大木のような強靭な自分軸ではなく、柔軟でしなやかな竹のような自分でいたい。

このギャップを擦り合わせることで、自分も若々しく保てるし、上から目線にもなりません。謙虚さを取り戻せると思っています。その方が絶対楽しい。

僕は
「人生は面白いか面白くないか」
だと思っています。

これからも脳を常に最新にアップデートしていきたいです。

いつも記事をお読みいただき、ありがとうございます。少しでもお役に立てれば幸いです。