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短歌:言葉の無力さ

空の色珊瑚と混ざり薄藍にやがて群青初夏の夜/銀猫
そらのいろさんごとまざりうすあいにやがてぐんじょうはつなつのよる

 わたしが夏の夕陽が好きで好きでたまらないことは、何度も短歌にも記事にもしています。
 どうしてそんなに好きなのかといえば、単純に、美しいからです。それだけ。

 その美しさを言葉で表そうとしてみるのですが、実際に見て感じてもらわないと、少なくともわたしの言葉では伝えることができません。

 色の名前をいくらおぼえたところで、語彙力も説得力も足りないなあ、と思ってしまいます。

 さて、妙に蒸し暑い日が続いているのですが、日中にきれいな晴れがやってこなくて、美しい夕陽を見に行く機会がありません。
 次はいつ見られるかしら、あの筆舌に尽くしがたい夕陽を。

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