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短歌:苦悩

寄らないでいや傍にいてはじめての嫉妬が君をフォルテで包む/銀猫
よらないでいやそばにいてはじめてのしっとがきみをふぉるてでつつむ

 最近、恋愛テイストが入った小説を読んだのですが、

「やはり恋愛に嫉妬は必要不可欠なのねー」

という結論に、何となく至りました。

 少々乱暴な物言いですね。
 そうですね、恋愛ネタのエンターテインメントには嫉妬があった方がいい、というのが、わたしの気持ちとしては正確な気がします。

 わたし自身は嫉妬否定派ではありませんが、何しろ感情の振れ幅が基本的に狭すぎて、嫉妬に至れないまま終わってしまうもので、小説やら映像作品やらで嫉妬が絡んでくると、俄然エンタメ色を強く受け取ってしまいます。

 現実で嫉妬する人を、わたしのためのエンタメと捉えている訳ではありません、念のためね。

 いまからどれだけ人生をやり直せるのかわかりませんが、多少は人生の機微を身に付けた方が、生きやすいのかもしれない、なんて思うこともあります。間に合うかな、いまから。

 振れ幅も、個性だとは思うんですが。

 あれ、言ってることがいつもにましてぐちゃぐちゃだな。

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