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母短歌:尽きぬ悩み

夕闇が憂鬱連れて今日も来る出ない答えをまた隠される/銀猫
ゆうやみがゆうつつれてきょうもくるでないこたえをまたかくされる

 これも「母短歌」のひとつなのだと思います。

 そもそも常に自分のことで精一杯で、父はもちろん、子ども達(わたしを含む)のことも、自分の「好き」と「嫌い」の1ビットで判断して、人生を渡ってきた母です。

 そんな母の老後の面倒を見ることとなり、子どもの頃から成長期、青年期、それ以降と、いろいろあった母とのことが、思い出したくなくても思い返されます。
 夕暮れが来ると、そういう気持ちに押しつぶされそうになるのです。


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