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【読書の時間】わかりやすい説明のカギは「3つ」


題名:「いまの説明わかりやすいね!」と言われるコツ
著者:浅田すぐる


書くことやプレゼンなどアウトプットに関するジャンルは定期的に読みたくなる。意識していないとアウトプットを怠ってしまう私にとっては、アウトプットを継続するためのひとつのツールとなっている。

ということで選んだ今回の一冊。同じ作者の他の書籍をいくつか読んでいたので同じような内容かなと思いつつ読み始めてみたが、これがまた新しいアハ体験がありました。

うまく説明できない理由
・「動作」にできていないから
(動作人間)
・「数」を増やしすぎるから
(過剰人間)
・「すべてカバー」しようとするから(網羅人間)

この本でいいたいことはこの3つ。
3つに絞ることと書いてあるだけに3つに絞られています。

これ、全て当てはまります。
わかりやすい説明ができるようになりたいと思い、この本を手にした人間だから当てはまって当たり前かと思いながら、自分の思考癖を見透かされたようで、恥ずかしくも清々しくもあります。

わかってもらおうと思うと全ての情報を伝えなければと考えがちになってしまいますが、
1番伝えたいことは何か
それをわかりやすく伝えて行動に移してもらうかが大事。
頭でわかっていても実践が難しい。と思っているうちは動詞レベルであるということでしょうか。

動詞人間

動詞と動作、この2つは一字違いだけど大きな違いがある。
・動詞:その言葉だけを見聞きしても「何をしたらいいか」がわからない表現
・動作:その言葉を見聞きすれば「どう行動したらいいか」がわかる表現

どう行動するかはいたってシンプルで「目的を紙に書いて、繰り返し見る」
こと。

ほんとにシンプルだけど、きっとやってる人は少ないと思います。そして、シンプルだからいつでもできると思い、結局やらないんですよね〜。
でもシンプルだから今からでもできる。やるかやらないかそれを選択するのは自分自身。私は「とりあえずやってみる」を選択してみようと思います。

過剰人間

情報数が多いといくら重要であっても生かすことができない。知っていると使いこなせるはまったく違う。

あ〜まさにその通り。活かせてない情報がたくさんあります。知ったことで満足してる場合もあるし、活かしてるつもりになっているものもあります。
活かせているってどういう状態なのか?これもやっぱり行動に移せているかどうかなのだろうか。
確かに行動しようと思うとたくさんの荷物(情報)は持っていけないですね。

網羅人間

すべてカバーしようとするとうまくまとめて伝えることができない。

情報を活用するには、適度な量まで減らす必要がある。そのカギは「網羅性は捨てること」
代表性を優先して絞ること。

私が脱網羅人間になるには「捨てる勇気」が必要だと感じました。昔から捨てるのが苦手で、なんでもかんでも置いていた記憶があります。(今はだいぶ捨てれるようになった)

捨てる=消える

そのものだけでなく、思い出まで消えてしまうと。この思い込みがそうしていたのだと思います。
だから情報も全て網羅しなければ、わかったと思えないという思考なのかもしれない。
ただ思い出も情報も選択しなかっただけで、消えるのではない。そっと横に置いておいてまた必要になれば取り出せばよい。


最後に効率的に情報を整理する具体的な方法をひとつ紹介します。

松竹梅で考えをまとめる

人の心理として、例えばお弁当の種類で松竹梅とあると竹を選ぶ人が多い傾向があるそうです。梅だと値段で妥協した感があるし、松だと少し手が届かない。なので丁度良い竹にするかという感じです。
この心理を利用して、採用してほしい案があるときは、本命を竹に持っていき、松竹梅の案を準備しておくと本命が丁度良いと思わせることができるということです。
交渉や説明の上手な人は無意識にしているのかもしれないですが、私にとっては、新しい視点でした。
こういった構造に当てはめると、自分の納得度も上がって説明もよりわかりやすくなりますよね。

今日はどんな方法で説明しようかな〜

最後までお読みいただきありがとうございます!!

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