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【読書記録】『他者と働く』「わかりあえなさ」から始める組織論 宇田川 元一

こんにちは!
私は、長年読書に対する悩みがあります。
・読んでも記憶に残らない。
・知識として身につかない。
・新しいものばかりを追いかけて消費学習になっている。

この悩みを解消し、自分の未来につなげるためにこのnoteを書いていきます。

■題名:他者と働く
  「わかりあえなさ」から始める組織論
■著者:宇田川 元一

わかりあえなさを前提としていることから組織の本質を掴めるのではないかと思い読むことにしました。

こちらのナラティヴとあちらのナラティヴに溝があることを見つけて、言わば「溝に橋を架けていくこと」が対話なのです。
他者と働く


この本では、ナラティヴとは物語、つまりその語りを生み出す「解釈の枠組み」と定義しており、つまり上司とは、部下とはこういうものというその環境での一般常識のようなものと書いています。
また、技術やノウハウで解決できない問題を「適用課題」と称して、その問題のことをと表しています。

相手の立場に立つのではなく相手を観察する

組織を作るのは、対話である。そして、対話とは、相手の立場、環境を観察し、介入すること。この本は対話の本質について書かれていました。

会社のデスクで一方通行の会話や電話をしている人達を見かけます。その立場はそれぞれで、上司と部下や、他部署だったりします。

その人たちは今起きている問題を解決しようと議論をしているのですが、「対話」をしていないから解決へ向かっていないということに気づきました。

昔から何か問題が起きた時に「相手の立場に立って考えなさい」とよく言われます。それとは少し違って、相手を観察することから始めることが大事な一歩だというところに腹落ちしました。

また、生じている問題や自分や相手の立場に名前がついているだけで、見えないものが形成されて、もやもやしていることを認識することができるとも感じました。

中でも印象的な表現は
相手との溝に「橋を架ける」という言葉。
橋を架けて渡ってみるということは、また自分に返ってくることができるということ。
つまり、相手の意見に委ねたり、抑圧されるわけではなく、互いの解釈を持ちながら新しい解釈を生み出すこと。

これから活かすための3ステップ

職場だけでなく、家庭やプライベートの付き合いでも大切なプロセスになると思いました。

・その問題に名前をつけてみる。
・相手の立場に立とうとするのではなく観察をする。
・観察、解釈をもとに行動する。


最後までお付き合いいただきありがとうございました!!

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