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【読書記録】 『仕事は自分一人でやらない』 小田木朝子

こんにちは!
私は、長年読書に対する悩みがあります。
・読んでも記憶に残らない。
・知識として身につかない。
・新しいものばかりを追いかけて消費学習になっている。
この悩みを解消し、自分の未来につなげるためにこのnoteを書いていきます。

■題名:仕事は自分一人でやらない
■著者:小田木朝子

育休から時短で復職するにあたって、一人で仕事を抱え込むことは無理だとわかっているけど、どうやって仕事を進めたら良いか。そのヒントが欲しくて読むことにしました。復職直前にこの本と出会ったことで、身構えすぎることなく復職できたので本当によかったと思っています。

・ヘルプシーキングとは、ひとりで抱え込まず、周囲に助けを求めるスキル
・働き方ではなく、仕事の仕方を変える
・自分のため以上にチームのための行動

仕事は自分一人でやらない

過去の私に読ませてあげたい

題名からして、自分が主語の仕事術を書いた本だと思ってしまいそうですが、最終的に目指しているのは、自分のため以上にチームのための行動であるというところがとても印象的でした。
ひとりで抱え込まない。これは決して何でもいつでも人に頼れということではなく、抱え込むことのデメリットをよく理解するということだと読み解きました。

かつての私も抱え込む派で時間で何とかする派でした。努力は一人でやるものだし、それが頑張った証だと思っていたからです。「頼る=仕事ができない人と思われる」と思っていました。
でも頑張ったからと言って素晴らしい結果が出る訳ではなく、思ったような結果が出ずに落ち込んで、自己肯定感はどんどん下がりストレスだけが増えていくなんてことを繰り返していました。

でもそのやり方は、無理だし無駄だと今なら言えます。まず時短勤務になったことで時間で何とかするというやり方は不可能。
じゃあどうやって結果を出す?となった時にこのスキルが必要になるということを教えてもらいました。

最後の章に「今の働き方をあと20年続けられますか?」と問われています。とても核心をついた質問だなと思いました。
かつての抱え込んでいた時期は「いつまでこんな働き方をするのだろう」と思いながら働いていました。そのおかげで仕事が楽しいとは言えませんでした。
「働き方」が変わったから仕事をセーブするのではなく。「仕事の仕方」を変えて持続可能な仕事のやり方を手に入れる。それを身につけるための教科書でした。
ヘルプシーキングを身につけて、心から「仕事が楽しい」と言えるようになりたいと思いました。

職場でヘルプシーキングを活用する

・日々の業務内容を共有する。
 →急遽休むことになったという場合に備えて、例えば、資料は作成途中でも一旦共有するようにしています。途中で共有することでその都度方向性を微調整することもできます。

・わからないことを明確にし、何がわからないかを伝える。
 →曖昧な投げかけでは相手も何をしたらいいかわからないので、何をして欲しいのか、何を教えて欲しいのかを曖昧にしないように意識しています。二度手間を防ぎ、時短にも繋がります。

・自分の得意分野(できること)は率先してやる。
 →時間制限があるということだけで周りは気を遣います。気を遣って抱え込んでいる人が周りにいる可能性があります。自分ができることはなるべく率先してやるようにすると、本当に助けて欲しい時に快く助けてくれます。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!!


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