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トップガン観た

はじめに

現在大ヒット上映中のトム・クルーズ主演の映画『トップガン:マーヴェリック』を観てきました。感想を含めいろいろ書いてみたいと思います。
ネタバレ注意です。

待ってました!

2022年を代表する映画になること間違いなしのヒットを記録している『トップガン:マーヴェリック』ですが、コロナウイルスが流行ってなければもっと早く公開されていたはずでした。神の采配で今が最も良い時期ということになったんでしょうが、トップガンの続編製作のニュースを聞いた時から待っていたファンにとっては長い長い2年間でした。
まぁ、そんな2年間待ち続けて、飢えて渇いたココロを最初の10分で鷲づかみにしてしまったオープニングにはシビレました。
トップガンのテーマ曲、デンジャーゾーンと続く音攻め。
Kawasakiニンジャで滑走路を突っ走るトム・クルーズという絵攻め。
オールドファンならずとも男も女もアドレナリンとともにこの後の展開を期待します。
そして超超音速の実験機で上官の上を飛んで、衝撃波を喰らわせるのも前作を彷彿とさせるシーンです。

マーヴェリック、トップガンに還る

トップガンの同期が続々昇進していく中、1人のパイロットとして昇進をしなかったマーヴェリックが、最高難度のミッションの教官としてトップガンに還ってくる。超一流のパイロットのマーヴェリックと、現在の最新テクノロジーで一流と同じような成績が出せる若いパイロット達や効率を求める上官との意識の差が埋まらない中、悩む教官マーヴェリック。「俺はパイロットなんだ、教官じゃない…」、悩むマーヴェリックを支える腐れ縁の恋人ペニー。
トム・クルーズとジェニファー・コネリーってover50なんだけど、二人ともメチャクチャカッコいいし可愛いし素敵すぎる。50歳過ぎてても、子供がいても綺麗な女性って恋愛対象になっちゃうよね。

響いたセリフ

本作を観ていた中で最も響いたセリフが、上記の「俺は戦闘機のパイロットなんだ、教官じゃない…」でした。
これって今の自分の心境に近いなぁ、なんて思ったりして…。
私の場合、3年前に自分の意志で養成校の教員になった訳ですが、いまだにしっくりいってない部分がチラホラあります。
自分の考えや動きなどを次世代に伝えることで、私個人が幸せにできる患者様より多くの患者様を幸せにできるんじゃないかと思ったりしました。しかし養成校にいる学生にはそもそも患者様の姿は見えていないので、伝えようとしていることに興味が持てないので伝わらないのです。食べたくない人に食べさせることほど難しいことはないのです。
まぁ、やってみなくちゃわからないので良い経験でした。
あとは養成校の数が多すぎるのは問題なんじゃないかと思われます。粗製濫造になってやしないかと…。正直、理学療法士って余ってるんじゃないか…。デキる理学療法士は足りてないかもしれないけど…。そのうち理学療法士の上級資格ができたりして、また勉強することになるのか…。

最後の10分

最高難度のミッションを途中まで奇跡的に成功させたが、帰投中に撃墜されるマーヴェリックとグースの息子ルースター。敵基地で保管されているかつての愛機F14で脱出を試みる。50年前の戦闘機と最新の戦闘機のドッグファイト。当然、動きは現在の戦闘機の方が圧倒的。武器も現在のものの方が圧倒的有利。だがパイロットの腕はマーヴェリックがこの地球の空では最高、トップofトップガンなのだった。で、F14で第5世代の戦闘機2機を屠っちゃうんだよね。やりすぎって感じもしなくはないけど、そう来なくっちゃね。俺もそんな「古いやり方だけど、結果は最高!」みたいなセラピストになりたいって思っちゃいました。今からでも遅くないですか?

おわりに

新しいとか古いとか、そういうのは関係なく認めざるをえないモノってあるんじゃないかと思います。生物としての人間自体は何百万年とほぼ変わってないのに、環境が年単位で変化する現在です。コンピューターを介した情報処理の部分が大きく変化し、仮想空間とかインターネットとかそんなのが騒がれてますが、実際のリアルな感覚はあんまり変わってないはずでしょ。かつてインターネットショップにリアル店舗が全部駆逐されるなんて言ってた時代がありましたが、ネットショッピングって実際はそれほど普及してないんじゃないでしょうか。だってリアル店舗の方が圧倒的に便利だから。得にフィッティングが重要なものは圧倒的にリアル店舗が有利なはずです。ネットショッピングって選ぶのにメチャクチャ時間かかるし…。
要するに、リアルで通用する自分って奴を確立しないとダメなんだよ。ってことを再認識した映画でした。

まとめ

「考えるな、行動しろ!」ってセリフが、本作の中でなんどか登場しますが、ブルース・リーの「考えるな、感じろ!」と通じるものがあります。諺にも「下手な考え、休むに似たり」ってのもあります。
どうやら人間は、考えるとロクなことをしないようです、ってこと。

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