見出し画像

詩『生と死』(1999年)

全てのものは
生と同時に死への旅立ち
皆誰もが死へ向かって生きている
死という名の終着駅へ向かって…


死の後には何がある?
天国や地獄なんてあるのかな?
死は永遠なる眠りの世界…


天に浮かぶ太陽の輝きを視る事も
川を流れる水のせせらぎを聴く事も
森林に漂う木の香りを嗅ぐ事も
山海で生まれた幸の自然を味わう事も
生命に宿る心の温もりに触れる事も

それら何ひとつとして感じる事が出来ないね
感じられないと認識する事すら出来ないね
皆誰もが無より生まれ無に帰る
死は永遠なる無の世界…


無いと思うけどあったら良いね天国や地獄
例え地獄行きでも良いからね
無より地獄な事はない
それとも地獄が無の世界?…


全てのものは
生と同時に死への旅立ち
皆誰もが死へ向かって生きている
死という名の終着駅へ向かって…

だから生きてるものは輝かしい
皆誰もが輝く事を競ってる?
終点迄の電車がどれだけ充実してたかを
生は死迄の輝きの世界…


1999年03月10日 詩

サポートよろしくにゃ(=^・▽・^)人(^・▽・^=)