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知無安分(2017年)

過去の異端者達は、宇宙を考え続けた結果、思想や哲学を生んだ。
その弟子的立場の人達が宗教として世界に広めた。
異端者達も弟子達も、そこで思考停止をした。
思考停止せずに考え続けたニーチェは、脳の限界を超え精神崩壊を招いた。

政治など世の中に熱心に触れていると、善行をしたいという誘惑に駆られる。
その欲望に負けないように、敢えて何もしないよう心掛ける事は、仙道修行にとてもよい。

有を突き抜けた先に、無に至るがある。いきなり無には至れない。

「相殺残無」僕が何年も前に作った言葉。
全てを理解すると全ては相殺され残るものは無になる。
何も残らずに無ではなく、残るものは無。

有には限りがある、無には限りがない。
無は全ての有を包括する。

有益は消耗に至り、
有害は排除に至り、
無用は安分に至る。


旧ブログにて2017年06月01日に記載していたもの

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