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里親制度の始まりと社会的養育のこれから

●里親制度の始まり
実はかなり昔からこの里親という制度はありました。昭和40年(1965年)が里親制度のピークと言われています。登録件数は何と18000人の登録・認定がありました。
・・・あれ?それでも今の社会的養護が必要な子どもの数より少ないです。
(早速専門用語ですいません!!なお約45000人の子どもの数です。また別の日に投稿します。)
このピーク時から里親制度の登録・認定は減り、平成22年(2010年)が過去最低の登録・認定でした。

●今と昔では認識が変わった。
やはり18000人以上の登録があった当時は日本が戦争後すぐで孤児が多く、その為の利用という認識でしょうか?少しづつ経済の安定とともに里親の登録が減っていったと、考えれば納得ができます。そうなると並行して子どもの利用者も減らなければいけないのですが社会的養護を必要としている子どもは現在で45000人います。今と昔では子どもが家庭に過ごせない理由が変化していったのです。なので子どもの利用者数は減らなかった。

●その理由とは
厚生労働省の児童養護施設入所理由として挙げられる大きな原因はやはり虐待です。上記は厚生労働省のURLです。12p~ 入所児童の約7割は虐待体験があるということになります。
・・・。多いですね。日本国は先進国で豊かなはずなのに寂しい現状です。この「虐待」に関しても行いたくて行ったものというデータもありますが、こちらも長くなりそうになるので別記事にさせて頂きます。
ページ固定でも書いた「孤独感がもたらすコミュニティの渇望」が根本だと思うのですが、、。  。
失礼。つい主観が入ってしまいます。←
そして厚生労働省は2017年に社会的養育ビジョンを明記ました。この
社会的養育ビジョンがちょー重要になります!!
簡単に伝えるとこのビジョンは「子どもの権利が主体だよ!」ってやつで、子どもの未来のために大きい施設での養育はやめてさ、里親頑張って増やそう!!家庭で過ごせるようにしよう!!ってかんじです。
めっちゃ大雑把に説明してます。これも私が記事にする予定ですが、先行して気になる方は社会的養育ビジョンを調べてくださいませ。
この取り組みは4年ですが、西日本の活動が目立ちます。私たちも子ども福祉の専門的知識の底上げで子どもが安心して暮らせる地域を作っていかないとまだまだビジョンがビジョンで終わってしまいます。これだけはダメです。

●まとめます
 里親の歴史は長いけど、今と昔では子どもの利用理由が違っているよ
 2017年の社会的養育ビジョンの明記で新たな展望を見出したよ。

もう少し写真とかで分かりやすくしたいですね。
少しづつ形にしていきます!!☺


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