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ボイトレ編②【発声基礎】

ちわっす!
無償MIX師 Shiki(シキ)です!

「前回が基礎じゃないの…?」
と思われた方。申し訳ありません。

前回の【初心者編】では

まず第一に声の出し方のご説明

となっております。
しかし、ここを飛ばしては歌の練習は出来ません。
それでは軽く復習と、【初心者編】において身に着けたものを、どう歌のレッスンに使っていくのか、ご説明させて頂きます!

改めますが、前回の【初心者編】で皆さんに紹介したのは、声の出し方についてであり、歌い方ではありません。
しかし、以下の3つのポイントを抑えていないと、歌のレッスンをしても、あまりいい効果は得られないと思います。

  • 呼吸練習によって息の量を安定させる

  • ハミングによって『喋り声』から『通る声』に切り替える

  • しんちゃん発声で『喉を開けて腹から声を出す』

一言でまとめれば、『大きな声を真っ直ぐ出せるようになろうね』と言った、小学生の頃、音楽の先生に言われたような内容です。
しかし、ここを省いてアーティストさんや、好きな歌い手さんの真似をして歌ってしまうと、自分は練習してない声帯なわけですから、高い曲を下手に真似してしまい、喉締め声や、喉を壊す、なんてことに繋がります。

それから、次から前置き短いと言いつつ、大事なことなので今回も前置きがすごく長くて申し訳ないのですがお話します。

僕の説明を100%信じないでください。

保険を掛けるような言い方に聞こえるかも知れません。
僕も独学なことも多いです。
プロではないので、誤ったことを伝えている可能性も正直否めないところではあるのですが、理由はそれだけではありません。

前回最後の記事で「おしらさん」の動画を最後まで見た方には伝わっているかと思うのですが、プロですら「ボイトレ講師を100%信用するな」と言っているんです。
理由として何個か挙げられます。
おしらさんの場合は別の観点を伝えたいのかも知れないのですが、僕の場合は複数人相手に文章を記述している上で、その人個人を見てあげられていないからです。
要するに一番の理由は『人それぞれの声帯は違うから』です。

声帯がそれぞれ違うのは人体構造上当然であり、その人にとって活用できるボイトレ方法も当然異なってくるんだよ、というお話になります。
それらを加味した上で、今後のボイトレ記事を参考にして頂けると幸いです。
要は自分で取捨選択しようね!ってこと!

①ハミングで声を出そう

まずはこちらの動画をお聴きください!
4パターンの「ン~ナ~」を用意したのですが、まずは3パターン目以外を目指しましょう!

2つ目なんかは、『地声から上向きの声』に切り替わっていくのがよく分かるようにしています!

自分の声が『地声』から『「ン~」というハミング』により、『上向きの声』に切り替わり、それを「ナ~」と発声する。

これが一番最初の練習になります!
そして、いつやっても(自分の実力・歌う前・録音前・喋る前)効果のある最強のハミング練習になります!!

3つ目は『腹式発声』や『声帯閉鎖』、『喉を開く』など、他の点も意識してハミングをしているものになります!
最終的には、このような力強い声を目標にしましょう!

上記、難しい漢字をぶわっと並べたのは「最初に意識しなくてもいい」からです!!無視してくれ!!
まずは『上向きの声』!これだけ意識してください!!

②しんちゃん発声・改

技の名前そうですが、全然違います。(ダサい)

前回と同じ動画を貼っていますが、それくらい、この『しんちゃん発声』の出し方は大切なの!!

前回意識したことは『「ホッホーイ!」と、ふざけて大きな声を出そう』と言うものでしたが、少しだけ変わります。

ホッホーーーーーーーーーーー

「ふざけてます?」
「大真面目です。(少しふざけた)」

最初の「ホッ」の部分はそのままで、『次のホーー』からは、ずっと同じロングトーンで伸ばして発声してください。

意識することは2つだけ!

  • 前回同様『喉を開いて大きな声!』

  • 伸ばしている最中『声が震えないようにしよう!』

ここまで言えばもう大体わかりますよね。
『ロングトーンの強化』です。

「あれ?基礎編だよね?工程早くない?」

全然そんなことはありません。
何故なら『日常的にしている人もいるレベルのこと』だからです。

「えwそんな大きな声でロングトーン出してるのは、この前、苦情を入れたお隣さんのうるさい歌い手くらいなんだけどw」

いえいえ、思い返してみてください。

  • 野球部など運動部の掛け声

  • 仕事などでスピーチをする人の声

  • 吹奏楽部の練習

  • YouTuberのハイテンションな挨拶

挙げたらキリがないほど日常的に聞いてますよね?
一概に大きな声ではないですが、今回の主題は『大きな声』よりも『芯のある声をお腹から出そうね』と言う部分になってきます。

ですので今回は『大きな声』よりも、『長く安定した声を出す』ことと、『お腹にしっかり力が入っていること』を意識してください。
普段の話し声から意識してみるのもいい手かも知れません!
僕は普段から意識できなかったので、キャス配信を継続させることで『わざと大きな声で喋る』ことを自分に強いて、自然にできるような環境を作りました!

「ホッホーイ」を意識的に練習することが一番大切ですが、生活の一端の中で声を出していくのも全然OKです!

そろそろふざけたいのでふざけていいですか?
ルフィの「ゴムゴムのォォォ!」とか、デクの「デトロイトスマアアアアアッシュ!」でも、悟空の「オラに元気を湧けてくれッ!」でもなんでもいいです!
※最後だけ必殺技じゃないのに気付けた人はShikiさんと仲良くなれます。

それでは、ハンターハンターの旧シリーズを3周している僕ですが、4周目に新シリーズを見返して、絵柄や声優にも慣れた頃にキメラアント編にようやく入ったのに、子供が虫に食われる序盤のシーンで胸糞悪くなって見るのやめた話は置いておいて、次に進みましょう!

③課題曲を決めよう

正直これを1番最初に持っていきたかったくらい、今回の記事において最も重要な内容になります。

ボイトレに通っても絶対「練習する曲」って決めますよね。
「こんな歌い方してみたいな~」と、抽象的に考えていては、効率がクソ悪いです。
何故なら、頭の中でイメージが出来ていないからです。

ナルトが螺旋丸を習得する際にも、水風船で風の回転のイメージをしました。
デクがフルカウルを習得する際にも、卵がレンジで爆発しないイメージをしました。
僕が童貞だった頃、初めて交際した相手と手を繋いだ際、〇起しそうになりましたが、防ぐ為にマツコ・デラックスのイメージをしました。
いや、正直〇起はしましたが、尻を少しだけ上げて回避しました。
その数時間後、二人きりになった際「〇起してたでしょ?w」と言われて、赤っ恥をかきました。これ実話です。

それくらい、イメージすることは大切なんです。
僕の羞恥心の為にも、課題曲は必ずご自身で用意してください。

課題曲を用意する時の注意点があります。

  • 自分の今の音域より少しだけ高めの曲(少し喉がしんどいけど、まあ歌えないこともないぜ!くらいの選曲)

  • ボカロ以外で、且つなるべく単調な曲(米津玄師さんみたいにちょくちょく半音変わったり、髭男みたいにコロコロ転調しない楽曲)

  • Shikiさんのオリジナル曲は論外(歌って欲しいけど、自分のモヤモヤした部分を曲にしてるから、人間が歌いにくいように作ってます。でも歌って欲しいです)

みんな揃って憧れのアーティストさんの名前を出すのですが、自分の声帯に負荷が掛かるような曲、そんなものは練習ではなく喉の酷使です。

個人的オススメは
男性の方は BUMP OF CHIKCEN『天体観測』
福山雅治さんも低音で素敵なのですが、福山節がうつりそうなので、歌い方の癖が強い方は避けましょう。

女性の方は コレサワ『たばこ』
アイドル曲や、テンポ感の早い楽曲は、勢いで歌う癖がついてしまいそうなので、バラード~POPSで選びましょう。

中性の方は 少し高めの男性バンド
曲を選定できず申し訳ないのですが、中性の方は「その人個人の低音域の広さ」が全然違います。
それでも「自身の低音域を強化して歌えるようになりたい!」と言う方もいらっしゃるかと思うので、男性アーティストにしましょう。

個人的に思い付いたのは
低いのが得意な方は back number
低いのが得意でない方は Official髭男dism
低いのが全く出ない方は女性曲
にしましょう!

最後に課題曲を歌うタイミングを説明します!

  • 発声練習・声出しが全て終わった後

  • 上記の後ですが声が枯れる前

  • カラオケに行ったら絶対一度は歌おう!

  • アカペラで歌う時には録音しよう!

  • ゆっくり歌う練習も効果的!

  • 絶対に無理に声は出さないでください

最後『無理に声出さないでね』と言っていますが、僕はフリーザ様なので別にあなたの喉の心配をしている訳ではありません。
がむしゃらに歌って喉にポリープが出来ても心配すらしません。

純粋に喉締め声になりやすいからです。

ですので、「ギリキツイ選曲」と言っていますが、最高音などの「自身でキツイな…」と感じる部分は、めちゃめちゃ意識して慎重に出しましょう。
カラオケでは是非楽しんでください。

カラオケにはデメリットも多いですが、やはり「楽しい」と言ったバフが掛かるので、アドレナリン放出で案外「あれ?楽に出たぞ?」って現象が起きやすいので、録音を欠かさず、その発声を確実にモノにしてください。

「そんな一音一音ゆったり音域って上がるの…待てないんですけど…。早くShikiさんみたいに高音曲も歌いたいよ!」

ハッハ、そんなShikiさんをおだてないでくれ。
安心してくれ。

ある程度、発声や「その一体の音域の出し方」が分かってきて、更に喉の筋肉が強化されれば、音域って気付いたら一気に伸びてます。

だからこそ、最初の一歩、最初の一音は確実に、着実に、しっかりとモノにしてください。
そうすれば、案外すんなりとその上の音域まで広がります。

もう少し色々書きたかったんですけど、基礎ってどこまでだ…これ以上はここら辺しっかり安定してからな気がする…となったので、今回はここまでにしておきます(笑)

④まとめ!

解説混じりになってしまって、頭がこんがらがってしまう方もいるかと思うので、要は何すんの?ってことをまとめていきます!

ハミングで切り替え

ハミング(鼻声)を出せるようにしようね!じゃないです。
『ハミングを駆使して、喉声を失くそうね』ってことです。

だから、綺麗なハミングを出すのは、もう少し先のお話です。
今すべきは、まず喋り声で歌う癖を取っ払って、フラットに、リラックスして、上向きの声を「ハミングを利用して」出そう!ってことになります。

喋り声から「ンッンッ」とハミングして、喉に負担がない声は出せてるかな?を一番に意識してください!

腹から声出せ!

しんちゃん発声とかうんたら言ってますが、要はボソボソ喋んなカス!ってことです。
ハッキリ喋れ!大きな声出せ!オラァ!ってことです。

注意すべきは、野球部みたいな大声を出し過ぎて声を潰さないことと、あくまでも『声の安定』が最重要なので、『複数人を相手にハッキリスピーチして喋る』を一番に意識できるといいかなと思います。

簡単にできる基礎練習はこのくらいかな!
続いては初級編を書いていこうかなと思います!
初級編は、この基礎編をするのは当たり前、という認識の上でお読み頂けたら幸いです!

あでゅ!

2022/12/16 記述

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