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【実話:米びつ事件】相手との関係性を考えるあまり・・

こんばんは、高井咲友莉です。

昨日は夫が、
コミュニケーションの“前提”について、
とっても大切なことを話してくれました。

相手とのコミュニケーションにおいて
「自分」が抜けてしまうと、
いろんな弊害が起きてしまいます。

その弊害たち、実は
“それ、おかしいよ〜”
“自分のことが抜けてるよ〜”という
愛あるメッセージなのですが、

「あ!“自分”が抜けてるからだ」
「自分のことを見ていなかった」
と氣づけるまでは、

“なんでこんなに
相手のことを想ってるのに!”
と怒りが湧いてきたり、

その奥には、
“それでもうまくいかないなんて・・”
という深い悲しみが湧いてあったり。

本当のことが言えなくて、
つらかったり、苦しくなることが
あるかもしれません。


●「米びつ事件」の勃発

夫の記事の、
この部分を読んでいて、
思い出したことがあります。

相手との関係性や、相手のことに意識を向けすぎてしまい
本当に感じていたこと
本当に思っていたこと
これらを押し殺してしまうことが重なってしまい、
これらを考えられなくなってしまったり、
何も思い浮かばなくなってしまう
ということが起こります。

コミュニケーションの大前提

まだ結婚前に、
同棲していたときのことです。

大学は卒業していて、
はるくんは大学院生だったかな、
わたしは派遣社員しながら
カウンセラーになるためのスクールに
通っていたころだったと思います。

いっしょに住むようになって、
夫は料理をする人ですから、
わたしは自然と、
洗い物を担当することになりました。

最初は、
自分で洗い物までしようとしてた夫。
「どんだけ〜(やってあげたい人なの)!」
と、驚いたポイントでした。

でですね、
そのお部屋に引っ越して、
かなり経ってからのある日。

はるくんが、わたしが
PC仕事をしている部屋のドアを、
うすーくあけてきました。

多分そのとき、
こんなふうにブログを
書いていたような氣がします。

最初、ドアがあいたことに
氣づかなかったわたし。

多分、はるくんは、
しばらく様子を伺っていたと思います。

そっと声をかけられて、
「わ!びっくりした!!」と
言ったような記憶があります。
(それくらい、氣配がありませんでした)

そうして、
はるくんの方を向いてみたら、、

なんと!!

米びつをお腹の前で抱えた状態で、
しょんぼりした顔で立っていた
のです。

え!どうしたの?!と思い、
「どうしたの?!」
と、そのまま言ったと思います。

そしたら、
今にも泣きそうな顔(に見えました)で、

「さゆりちゃん、
 お米とぎ、してくれませんか・・?」

と言われたのです。

「え!!(ちょっと混乱しつつ・・)
 いいよ、いいよ、
 なんでそんなに泣きそうなの?!」

わたしは純粋に
不思議だったのです。

そうしたら、

「だって、自分が嫌なことをお願いしたら
 嫌かな、って思ったんだよね」

とのこと。

これが、わたしからすると
“え!!!”な回答だったんです。


●はるくんの思い込みと、わたしの思い込み

「え、はるくん!
 お米とぎ、嫌いだったの?!」

これが、わたしから出たことばでした。

わたしの中では、
お米とぎは、お料理の中に含まれる
と思っていたんですね。

はるくんは、
お料理が好きだから、
そこにお米とぎという工程は
自然と入っているものだと思っていました。

が、はるくんにとっては、
料理は好きだけど、米とぎは嫌い
だったのです。

これが、ひとつめのズレです。


そして、もう一つ。

これは、
はるくんのやさしさでもあると
わたしは思っているのですが、

“自分が嫌いなことは、
きっと相手も嫌いだろう。
それをお願いしたら、どう思うだろう。
自分だったら嫌だし。。
でも、米とぎもしたくない・・”

かなり葛藤したのでは、と思っています。

嫌われる怖れ

これがあったために
余計にわたしに言えなくなっていた
のだと思います。

でも、わたし自身は、

“お米とぎは、
洗い物の延長みたいなもの。
水をさわる作業は好きだし、
お米とぎは好きでも嫌いでもない”

だったんですね。

さらに、
お米とぎはお料理に含まれる
と思っていたし、
はるくんも何も言わなかったので、

お米とぎはせずに、
洗い物が終わったら
拭いた米びつをキッチンに
そのまま置いていました。

これは、そうしておくと
お米とぎがしやすいかな、
と思ってのことだったのです。

これが、ふたつめのズレです。


●コミュニケーションした結果

「なんだ!
 お米とぎは嫌いなんだ、って
 言ってくれたら、全然やるのに〜!!」

と、わたしは爆笑して
話していたと思います。笑

一方のはるくんは、
とってもホッとした顔をしていたと
記憶しています。

それが、すごく印象的でした。

互いの思い込みのズレが
あったとはいえ、

それくらい戦々恐々とした日々を
送っていたのだな〜と思いました。

それから10何年、
基本的にはずっとわたしが
翌朝用のお米とぎをしていますが、
わたしにとっては
やっぱり洗い物の延長であることは
変わらなくて、全然平氣なんですね。

本当に、あのとき
はるくんが勇氣を出して
言ってくれてよかったです。

じゃないと、
きっと悪氣なく
ずっと氣づかなかったかも・・


そして、はるくんが、
嫌なことを我慢してやっている、
その氣持ちが溜まりに溜まって
爆発するタイプではなく、

悲しみとして
表現してくれるタイプでよかったな〜
と、今でも思っています。

そういう意味で、
はるくんというのは、
かつて自分でも書いていた、

( ↑ ●お互いに想い合うを読んでみてね!)

「相手を想う」ということを
とても大切にしてるな、

って、今でも感じています。


本当の氣持ち、
本当に感じていることを
素直に相手に伝えることって

嫌われるかも・・とか、
嫌な顔されるかも、とか

いろいろ考えては
怖くなることもあるかもしれません。

でも、
本当に感じていることだからこそ
自分の大事な思いだからこそ、

大切な人であればあるほど、
分かっていてほしい、
素直に伝えたいですよね。

言い出すときに、
ちょっと勇氣が要りますが、

その勇氣に値する、
もしくはそれ以上の結果(現実)が
やってきますから^ ^

安心して、
トライしてみてくださいね!!


実際にやってみるからこそ、
現実に変化が起こります。

今を変えるためには、
最終的には行動がキーとなります。

あなたの勇氣ある行動に、
それ以上の現実がプレゼントされますから

ワクワク(ドキドキ?!)
取り組んでみてくださいね♪

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