見出し画像

そこにしかない「何か」を求めて。

1月13日金曜日
18時30分。

私は行くしかない。
誘われたら行くしかない、そんな場所がある。




大学の友達。
3人だった。
性別で言うと男2人に私1人の3人である。
どんな理由があるとしても私はこの場所が好きだ。
彼ら2人は彼女と同棲している。
内1人は結婚もしている。私にもとても大切な彼がいる。
でも、それでもこの空間にしかないモノが存在している気がする。


もし相手が知ったら怒るかもしれない。
ありえないかもしれない。でも各々にある
「求めているもの」がそこにある気がして、
各現実とは異なる、何かがある気がして、
許されるとして、
私たちは集まる。


パートナーといる時には得られない
何かが存在した。

会社にいる私
彼から見る私
女という枠組み


そういうものから離れられるこの場所で、ここでしか得られないものがあった。



夜の新宿を、夜の横浜を
その小さなモノを少しだけ得たくて、
今だけ得たくて、それだけを頼りに私たちは集まる。


日常とは違う一瞬を求めて。
日常とは違う自分を求めて。

何も価値のない、価値ないはずなのに、
その「何か」は生きるのには必要で、
自分を保つにはなんか必要で、
求めている気がする。

それに救われる瞬間がある。
どれだけ愛しい人といても得られない「何か」がある気がするのだ。





その瞬間でしか得られない栄養を
私達は得て、今はただ過ごしてく。

好きな相手に嫌われないように
加減を観ながら摂取していく。「何か」を。

誰もわからない。
怒られてしまうであろう。その瞬間に価値を求めて、少し隠して生きていきていく。
お酒を飲んでふわふわして少しだけ、
いつもと違う自分になって生きていく。


それはある意味、本心で
本心ではない何がであり。
普段、隠して隠されて過ごしている
その一遍なのだと思う。 




私はどうしたいだろうか。
私はこの瞬間が何年先もずっとあってほしい。
私が彼に染められすぎないように、皆んなが彼女に染められすぎないように。
必要な場所だとおもう。

そのために、私は彼らに会っている。
私だけでは得られないモノを求めて。



例えどれだけ責められても、
どれだけ貶されても、
私はこの瞬間にこの時間に後悔しない。
絶対に。大切な場所だから。


必要なものは他の人の目からでは測れない。
自分の中にある。
欲しいものであり、欲しているものであり
誰にもじゃまできない。
私にしか分からない価値が。
私の中にある。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?