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子供の習い事に口出ししたくなる心理

新年度になりました!私は予定通り進学しましたがまだ授業等は始まっていないので微妙に時間を持て余して家を掃除したり履修科目の確認をしたりソワソワとしています。
子供達は春休みでそれぞれ学童と保育園なのですが、私が暇そうなのを見て、早めにお迎えに来てくれといったことを言ってきます。みんな休みたいですよね。まあまあ大きくなって常に手がかかるわけではないので適当に早くお迎えに行っています。

本題ですが、子供の習い事に口出しをしたくなる心理について。私は子供の習い事をするにあたり自分に課していることが一つあります。それは「子供の習い事の進捗状況について一切口を出さない」ということです。子供の習い事(大体スポーツ系が多い)を見学している親がもっとああしろこうしろとミニ監督のようになって子供を指導する場面ってよくありますよね。私自身も親にやいやい言われて嫌だったな〜というのと、あんな風に言われたらモチベーション下がるだろうな〜と思っていて、正直その気持ちがよくわかりませんでした。
しかし最近長女の習い事でお迎えの時にちょっと見学するようになってから、口出ししたくなる気持ちがわかってきました。子供が先生から指導されているのになかなかできるようにならなかったり、後から入った子や年下の子の方がうまかったりすると、なんとももどかしい気持ちになるのですね。「家に帰ってから先生に言われたことを復習した方がいいんじゃないの」と初めて言いそうになりました。
戻ってきた長女がすでに1時間とか2時間とか活動しててヘトヘトだったので、帰り道に「先生にもっと〇〇した方がいいって言われたよね」みたいなことを言う気にも家に帰ってからさらに負荷をかける気にはならなかったのですが、そのあたりの視点が欠けていると子供にいらない口出しをしてしまいそうです。こちらは見学しているだけなので元気ですが、子供は満身創痍だということは頭に入れておきたいですね。

また、自分が同じ習い事の経験者であれば進捗状況の目安や子供の実力、どれくらい困難なことかがわかりますが、経験していないと逆に「なんで先生に言われた通りにできないんだろう」ともどかしく感じてしまいます。経験がないと知識も無いのでその辺りを色々調べたりするわけですが、そうすると逆に頭でっかちになってしまい、実践と結びつかない理想論を子供にぶつけてしまうなと思いました。

このようにいらない口出しをしないようにするためにはどうしたらいいか?2点考えました。

一つは親が自分のことと子供のことを切り離して考えることです。親自身が仕事でも趣味でも何かに打ち込むと良いと思います。自分が何かに打ち込んでいる時は努力することや継続することの難しさ等も実感できるので、子供のことも「うまくいってないかもしれないけど、頑張ってるなあ」と、子供自身の世界で頑張っていることを認められるのではないでしょうか。また、親自身が自分のフィールドを持つことで、子供の世界に依存することもなくなると思います。月謝払ってるし送迎をしたりお弁当を作ったりしてるんだから一言物申す権利はあるみたいなことを言う方もいますが、子供のお世話をすることは親の役割であって、子供自身の世界に口出しすることとは等価交換ではないと私は思います。

もう一つは子供の習い事について長期的な目線で考えることです。プロになりたいとかそういう話であればまた違うのかもしれませんが、ほとんどのお子さんは「やってみたい」「楽しそう」から習い事を始めたはずです。せっかく縁あって始めたことで、楽しいと思える習い事であったのなら、長く楽しく続けるのが一番です。細く長くでも継続して続けていると何をしてもそれなりに上達しますし、身についたことは人生を豊かにしてくれます。モチベーションは内発的なものであって、親が発破をかけたからといって奮起することはよっぽど負けず嫌いな子以外はありませんから、支持的に見守るくらいが一番良いのかなと思っています。

そんなわけでいよいよ自分のことに精一杯で子供の世話がおろそかになっている私ですが、なんとか学生生活頑張りたいと思います。


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