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アーティストと共に、新しい社会の課題を発見×発信。ソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」の取り組み事例

こんにちは。
株式会社SIGNING広報チームです。

SIGNINGの新たな取組みとして、2023年9月に東京・虎ノ門にオープンしたソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」。アーティストと共に新しい社会の課題を発見し発信することを促す共創の場として、様々なイベントも実施しています。

▼SIGNALについてはこちら

2023年11月20日(木)には、現在展示しているテーマ『Doubtfulness』に関連するアーティストトークイベントとして、展示作家・千賀健史さんと、写真史家 / 写真評論家・打林俊さんの対談イベント(ファシリテーター / 田尾圭一郎(田尾企画編集室))を実施いたしました。
※Doubtfulness展は2024年1月19日(金)まで公開中


イベント当日の様子

イベントでは、アーティスト・千賀さんの制作プロセスを紐解きつつ、本展示のテーマである「信じること」「疑うこと」を深ぼるトークを展開。

冒頭では、展示のコンセプトをつくるに当たって重要なレファレンスとなった書籍『癒す心、治る力』(アンドルー・ワイル著 / 角川文庫)を紹介しました。

千賀「この本では、プラセボ効果について書かれています。例えば治療のとき、薬を飲むにしても『これは効くんだ』と思うことで効果が変わるという研究結果があるそうなんです。つまり、イメージが人に大きな作用を及ぼすということです」

入念なリサーチをベースに作品制作をする千賀さんは、この「プラセボ効果」を深ぼるところから今回の制作をスタートしたとのこと。

リサーチの結果、作品としてまとめられたのが《BELIEF SYSTEM》です(以下の写真参照)。

3つの事柄(石、経穴、バナナ)をモチーフに、迷信や神話、習慣のリサーチを実施。リサーチで得た情報をもとに生成AIで画像を作成し、一冊の本型の作品にまとめた作品《BELIEF SYSTEM》

トーク後半では、イメージ制作のプロセスについて以下のように語られました。

千賀「作品で描かれている内容について、鑑賞者に信じてもらえるように、実際のオブジェクトを写真に撮るのではなく、生成AIを活用して画像をつくりました。実験器具のイメージだったり、写真をちょっと古めかしい体裁にしたりなど、人が『信じる』ときの記号を意図的に盛り込みたいと思ったからと、私達が写真を信用している仕組みを取り入れたかったからです」

「プラセボ効果」からスタートしたリサーチ内容が、どのようにイメージに落としこまれたのかが語られることで、人間の「信じるプロセス / 疑うプロセス」にまで言及したトークイベントとなりました。

トーク終了後は懇親会も実施。みなさま飲み物を片手に、作品やトークイベントの内容について、登壇者と直接話しながら展示を楽しんでいただきました。

SIGNALでは、今後も定期的にイベントを実施予定です。
ぜひ皆様ご参加ください。
https://signing.co.jp/signal/

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