[レポート]人間理念展に潜入「あなたの覚悟は何ですか?」
皆さんこんにちは!
今日は、2020年1月2日(木)〜1月12日(日)に株式会社サインコサイン主催で行われた「人間理念展 at NNGN」のイベントレポートをお送りします!
会場は新宿・歌舞伎町にある人間レストラン。なんだか怪しいビルの細い階段を4階まで上がると、白い壁とカウンターが特徴的な空間が現れます。
新年早々、大変多くの方にお集まりいただきました!
ここで展示されるのは、共に創り描かれる、あなた自身の自分を生きる覚悟「個人理念」
10〜30分間程度のセッションを通して、その人にしかない覚悟を加来さんが言語化し、個人理念として共有することで展示物ができあがっていくという形式の展示になっています。
普段から理念の共創を個人・法人問わず行っている加来さんが、ひとりひとりのお客様の理念に共に向き合うというとっても貴重な機会。
今回は展示の様子だけではなく、お客様との覚悟の共創の様子も実際にご紹介します!
「自分らしい覚悟」が沢山詰まった、展示作品の数々
今回のイベントの特徴は、実際に訪れた人が理念を創ることができるだけではなく、加来さんが以前に作った個人理念も展示されている部分です。
100人いたら100通りの個人理念があります。
「個人の覚悟と聞くと、なんだかハードルが高い」と感じる方もいるかと思いますが、それは誤解。
人生をかけて大切にしたいことや、その人が無意識のうちにやっている行動、口癖、些細なこだわりなど、ほんの小さなことから「覚悟」は見えてきます。
しかし、自分で自分を振り返り、それらをひとりで言語化していくことは簡単ではありません。
そのために、理念は「対話」を通じて「共に創る」ことを意識しています。
グラレコで本格的に「覚悟の見える化」
展示が中盤を迎える1月6日からは、グラフィックレコーディングも一緒にやってもらえるという嬉しい利点も。
描いてくれたのは、前田真由美さんと根本清佳さん。なんとお二人は、まだ大学生と社会人一年生なのだそうです!
加来さんとお客様の対話をしっかりと後ろで聴きながら、即興でグラフィックに落とし込むおふたり。
メモを取るだけでも大変なのに、ただただ圧倒されます。
履歴書ではない「理念書」のすすめ
その横の展示スペースで発見したのは、加来さんが作った「自分の理念に向き合うシート」と「理念書」のお手本。
事前に自分の思考を紙に描いて整理しておくと、分かりやすくていいですね。
「あなたの長所と短所」「仕事や人生で大切にしていること」など・・・
さらにしっかりと項目が「理念」に特化しています。
「理念書」だと、よりその人らしさが垣間見れますね。
待ち時間中に「自分の理念に向き合うシート」を書いてくれる方も。
家に帰ってから改めて書いて見直してみるのもいいですね。
「もがいていることすらも、覚悟にできますか?」理念共創の様子
実際に、お客様との共創の様子を見てみます。
今回、取材にご協力いただいたのは、Tomoさんこと柳田朋宏さん。
(実は、Tomoさんは昨年末にサインコサイン主催で行われたイベントのコーディネーターを担当してくれました!)
普段はBtoB企業でプロダクトオーナーとして活躍しながら、Podcastでラジオ配信をしたり、イベントに多数出演・主催するなど、多彩なTomoさん。
「自分自身をメディア化すること」をテーマに日々を過ごしているとのことですが、悩みやコンプレックスを日常に上手く昇華させられているのかとふと疑問に思ったTomoさんは、さっそく加来さんの元に駆け込んだそうです。
まずは普段のお仕事や、生きる上で大切にしていること、ライフスタイルなど、自分を構成する物事を改めてしっかりとヒアリング。
話を聞いてみると、日頃から人の上に立つことが多いというリーダー気質のTomoさん。
しかしTomoさんには、もっと周りから信頼してもらったり、任せてもらいたい願いがあるようです。
仕事へのこだわりが強いので、周りの方から好かれることも多いようですが、その反面、時折「調子に乗ってるのではないか?」と思われてしまうことなんかも。
万人にウケたいとは思わないけれど、影響力をもっと付ければ、ネガティブな見られ方を跳ね返せるのではないか・・。
Tomoさんは、なかなか人には言いにくい悩みを素直に打ち明けます。
加来:ゆくゆくは、全世界中から愛されることが人間の究極の幸せかもしれないけど、必ずしもそうではないと僕は思います。本当はこの人に好かれたい!と思っているのに、そこが上手く伝えられなくて、なんだか悔しい思いが出てくるのかもしれませんね。
Tomo:そうですね。仕事で敵を持つことは損ですが、こだわりを捨ててまで、好きじゃない人に無理に好かれようとはしたくないですね・・・。分かる人に分かってもらうだけで十分ですが、分かる人を増やしたいです。
加来:なるほど。
Tomo:先にリスクやネガティブなことを考えてしまうからこそ、それを踏まえてポジティブに生きようと思える自分もいます。根本的な部分は変えられないけど、それも自分らしさかなって。
Tomoさんが普段書かれているnoteをくまなく読んでいく加来さん。
日頃からTomoさんが他者との関わりやコミュニケーションで大事にしていることを、加来さんが丁寧に引き出していきます。
相手を正しく理解していくために、細かなプロセスを経ていきます。
対話の最中に、どんどんグラレコもできあがっていきます!
加来:色々と聞いていくなかで、Tomoさんには「なんでこうなれないんだろう?」という思いと「なれてない自分を問い続けている」思いがあると感じて共感しました。なりたい自分像も日々変わっていくなかで、なりたい自分になれない自分を認めながら、なれる自分を求め続けて生きるということですかね。
人生には終わりがなく、問いを問い続けるほど、哲学的な深い思考に繋がり、そのプロセスを経て成長することは逆に幸せなのでは、と加来さんは続けます。
加来:Tomoさんの人生は、自分はなんでなれないんだろう?と問い続けることによって、次のなりたい自分ができあがっていくというループかもしれませんね。今、この瞬間の問いの中で、Tomoさんが「なにかになろうとしていることが、既に大きな価値である」と僕は感じます。
さっそく言葉ができあがってきました!速い!
この言葉選び、文字数、配置、余白の取り方で本当にいいかな?と、何度も試行錯誤する加来さん。
ちょっとした違いで、その人らしさの印象はぐっと変わりますね。
そして、最終的にできあがった個人理念は「なれない自分を問い続けて、なりたい自分になる」。
「すごい!こんなにしっくりくる理念が、すぐにできてしまうなんて!」と感動するTomoさん。思わずスマホを取り出し、すぐに写真を撮ります。
ここまでで、わずか10分。凄い!
Tomoさんの中に眠っている覚悟がしっかりと引き出され、スッキリと終わることができました。
皆さんの個人理念の様子
Tomoさんの他に、合計でなんと100名弱の個人理念をたった10日間で共創した加来さん。
展示の最終日には、色鮮やかでユニークな壁になりました。
他の人の理念を見て、そんな生き方、覚悟もあるんだ!と刺激になります。
理念共創した方の感想
また、今回の展示について、多くの方が感想を書いてくださいました。
その一部をご紹介します。
歌舞伎町という場所柄もあり、売れっ子ホストさんの個人理念の共創も!
なんと、個人理念をネイルのデザインにされた方も!
(しかも凄くお洒落で素敵ですね!)
その他多くの方からご感想をいただきました。
ちなみに、愛と敬意をベースと人間関係を大事に生きる筆者の個人理念は、「愛されるために、愛する。愛するために、愛される。」でした。
総勢100名ほどの理念共創が終わりほっとする加来さん。お疲れ様でした!
↓ 最後に今回作った全員分の個人理念・・・!
皆さんの覚悟からうまれる個人理念はいったいなんでしょうか?
そして、展示に来てくださった方、本当にありがとうございました!
また次回の開催をお楽しみに!
文・写真 / 川口 ゆり ・川西 尚仁
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