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背骨のある美しさと頼りになる描写|Iシリーズ 24mm F2 DG DN | Contemporary

SIGMA社員が独断と偏見でSIGMA製品への思いを語るコーナーです。
今回は今年9月24日に発売されたIシリーズの新顔、SIGMA 24mm F2 DG DN | Contemporaryをご紹介します。

今日の当番|M

こんにちは、マーケティングや広報関連を担当しているMです。しばらくカスタマーサポートやプロサポートのメンバーにお任せしてしまっていたので、久しぶりの投稿です。

投稿は久しぶりながらも、日々noteを巡ってはSIGMAについて書いて頂いている記事を読み漁っています。
どれも素敵な投稿ばかりで、SIGMA製品で撮影頂いた写真はもちろん、購入に至ったきっかけや製品のレビューをよくお見掛けします。特に最近ではカスタマーサポートなどサービス面について嬉しいお声をnoteで頂くことも多く、我々スタッフにとって日々の業務の励みになっています。改めまして、皆さまのご愛顧に感謝申し上げます。

これまでは記事を見つけてはスキを付けさせて頂くに留まっていたのですが、この度「皆さまとSIGMA」というタイトルで、SIGMAに関する皆さまの投稿のまとめマガジンを作成しました。

本当に沢山の方にSIGMAについて話題にして頂いている中、全ての投稿をご紹介することができず心苦しいのですが、担当者が「面白い!」「嬉しい!」と思った記事をピックアップしていきますので、是非覗いてみて頂けると嬉しいです。
メーカーからの発信でないリアルなユーザーの皆さまのご意見は、カメラ・レンズ選びに迷っている方にもきっと役立つ情報だと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、今回はIシリーズの新顔、SIGMA 24mm F2 DG DN | Contemporaryをご紹介します。


SIGMA 24mm F2 DG DN | Contemporaryとは

SIGMA 24mm F2 DG DN | Contemporaryは”プレミアムコンパクトプライム”Iシリーズから今年9月24日に発売された単焦点レンズです。
マウントはLマウントと、ソニー Eマウント用がラインアップされています。

「Iシリーズとは?」については、以下の特設ページにて熱量たっぷりにご紹介していますので是非ご覧いただければと思います。

Iシリーズには現在、F2の明るさを持つ3本と、Iシリーズの中でも更にコンパクトさを重視した3本の計6本がラインアップされています。SIGMA 24mm F2 DG DN | ContemporaryはF2の明るさを持つ3本のうち最も広角の1本ということになります。

さて、このSIGMA 24mm F2 DG DN | Contemporaryの魅力を独断と偏見たっぷりに2つに絞り、

  • そばにあるだけで嬉しい、Iシリーズ特有の美しいボディ

  • 広い画角が撮れて欲しいように精彩かつ素直に撮れる、頼れる描写力

今回はこちらを中心にご紹介していきたいと思います。


背骨のある美しさ

あまり自社製品の見た目ばかり褒めるのも……と思いつつ、それでも抑えきれないほどIシリーズは美しい。それはやはりご紹介する上では外せない要素だと思っています。

24mm F2 DG DN | Contemporaryの無塗装(アルマイト前)状態

是非拡大して見てください、この花形フードの曲線と遮光線の削り出し。
もうこれをそのままオブジェとして飾りたくなります。

これまで、Iシリーズの45mmや24mmをnoteでご紹介した際も、見た目の美しさは取り上げてきましたが、ではなぜこれほど惹きつけられるのかと改めて考えてみると、美しさの裏にしっかりとした背骨があるからなのかなと思いました。ひとつひとつの形や素材のすぐ裏に理由が存在しているということが、道具としての魅力に繋がっている気がします。

こうした形や素材の理由と言うのは、もちろんIシリーズ以外のレンズやカメラにもきちんと存在します。ガラスが重くなった分プラスチック部品を採用してレンズ全体の重量バランスを取ったり、全体の重量を軽くする必要があるけど強度も必要な場合はマグネシウムを採用したり……
レンズやカメラは嗜好製品ながらもロジックの塊が形になっているというところが、撮影機材好きの痺れるポイントのひとつなのかもしれません。

私が担当している広報という、製品をお伝えする仕事の中では、こうした理由のある製品、嘘のない製品を扱えるというのは本当に幸せなことです。

そんなことを思いながら、レンズのポートレートを撮影していました。
SIGMA fpシリーズでも度々起こることですが「Iシリーズを撮るIシリーズが必要」という状態になり、これを”Iシリーズのパラドックス”と呼びます。


頼れる描写

Iシリーズには24mm F2 DG DN | Contemporaryのほかに、24mm F3.5 DG DN | Contemporaryという同じ焦点距離のレンズがあります。
この2本がどう違うのか?というところもレンズを選ぶ上では気になるところかと思います。

まず大きな違いとしてはレンズの明るさがF2とF3.5という差があります。明るさの差やボディの仕様の違いから、24mm F2 DG DN | Contemporaryは365グラム、24mm F3.5 DG DN | Contemporaryは225グラムと、どちらも小型なレンズながら2本を比べてみるとサイズ感には差があります。

■24mm F2 DG DN | Contemporary
明るさ、サイズ差の分24mm F2 DG DN | Contemporaryの方が使用されているガラスも大きく枚数も多くなっています。周辺まで均一な安定感のある描写力やF2の明るさによる大きなボケ味が楽しめます。

遠景を広々と
綺麗なボケ味も楽しめます

■24mm F3.5 DG DN | Contemporary
一方、24mm F3.5 DG DN | Contemporaryの大きな特徴は、最短撮影距離10.8cm、最大撮影倍率が1:2と"寄れるレンズ"だというところです。F値は3.5ですが、被写体に思いっきり寄ることで大きなボケを楽しんだり、広角レンズによる接写ならではの画作りも楽しめます。

使ってみると「えっ、こんなに!」と思うほど寄れます

24mm F3.5 DG DN | Contemporaryは過去の記事でもご紹介していますのでこちらもどうぞ。

例えるなら、24mm F2がどっしり構えて受け入れてくれる、頼りになる先輩のような存在だとしたら、24mm F3.5は一緒に遊びながら新しいものを発見していく友達といったようなキャラクターの違いがあるように感じます。
どちらと一緒に出掛けるのが楽しいか、そうやって悩むのもレンズ選びの面白さですね。

24mm F2 DG DN | Contemporary実写

ここからは引き続き実写でのご紹介。カメラはSIGMA fp Lを使用しています。

こういう風に苔のみっしり感がしっかり写っていると嬉しくなります


ゴースト、フレアにも配慮された設計なので逆光でもクリアに撮影できます。

逆光を爽やかに、カラーモード「パウダーブルー」で


冬の撮影では、すぐ暗くなってしまうのが困るところですが、F2の明るさで夜のスナップでも踏ん張ることができました。

工事準備中の山手線

最初は24mmを活かして広く撮らないと、と思っていましたが、使っていくうちにだんだんと接写にはまっていきました。「ここまで入っているといいな」というところまでしっかり写しこめるところが広角ならではの面白さです。

こちらはほぼ最短撮影距離で撮影しています
誰かが散歩させていたのか、犬の毛が1本
こちらもほぼ最短撮影距離です
背後の枝の密集した感じまで画面に入れられるところは広角レンズならでは


イルミネーションの撮影も冬の楽しみですね。コンパクトなIシリーズだと、人が多い所でも周りの迷惑にならずに撮影できました。

シグマ本社から近い新百合ヶ丘駅周辺もクリスマスムードに
綺麗ですが、木にとってはちょっと眩しいかもしれませんね
こちらは銀座での1枚
皆さんクリスマスプレゼントの準備でしょうか

持って嬉しい、撮って頼もしい、IシリーズのSIGMA 24mm F2 DG DN | Contemporaryのご紹介でした。
今年は久しぶりにご家族や親せきと会う方も多いのではないでしょうか。24mmは集合写真や、その時の環境を写すのにぴったりなレンズですので、是非年末年始の撮影用にもご検討頂ければ嬉しいです。

最後までお読みいただき有難うございました。
このSIGMA広報部も今年最後の投稿です。
どうぞ皆さまよいお年をお迎えください。

今回使用した機材


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