📄市政報告173号 - 公共施設再編における私の考え、他 -

今月号は記事が3つ＋4コマ漫画。その中から1つを報告します。

公共施設再編における私の考え

4月25日開催の臨時議会において、四條畷市個別施設計画【 公共施設】（ 令和5年4月改訂版） の策定が可決されました。

以下、臨時議会において、私が議場で討論をした内容です。

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この議案内容は多岐にわたっており、その中の個別施設計画のうち、2箇所に絞って述べさせて頂きます。

先ず1箇所目ですが、四條畷南中学校跡地につきましては、周囲に住まわれている方、また、避難所を利用される時等、非常時も含め常時安全な道路となるよう、外周道路の拡幅まで含めた中での計画をして頂くことを要望します。

次に2箇所目ですが、現市民総合センターに計画される市役所と市民総合センター他、多くの施設を1棟として計画する複合施設につきましては「私自身、当初より公共施設再編検討会の提言内容を尊重した上で、 ① 市役所は現在地に保健センターとの複合施設として、 ② 市民総合センターは現在地に他の施設との複合施設として」の2棟での計画を訴えてきました。その方が市役所と市民ホール、また、他の施設にとって余裕のある敷地内においてより良い計画になると判断したからです。例えば、市民総合センター敷地の南西道路沿いには近隣住民に対するプライバシーの配慮に加え火災の拡大を防止する高木をたくさん植樹し、日当たりの良い日にはそれら木々の芽吹きを見ながら図書館から繋がったテラスで本を読む、その様な遊び心のあるゆとりある空間、つまり、市民の方が喜んで利用してくれる施設に近づけることができると思ったのです。

それが1棟での建設となりますと、敷地がどうしても窮屈となるため、先のようなゆとりある空間は無理でしょう。特に施設の複合化により多種多様な方々が利用することになることで、教育支援センターや福祉コミュニティーセンターを利用される方が利用しやすい様な環境にまで配慮する必要があります。そのことにより、動線に問題が生じることもあるでしょう。

また、当該敷地の間口が狭いため、施設完成後の前面道路渋滞緩和策についても考えなければなりません。そのために、施設前面道路の市道を南に進み国道163号へ右折をするための車線を作らなければならなくなり、東中野交差点周囲の土地購入が必要になる可能性があるなど、今後、計画を進めなければわからない問題も多々あると思います。

これらのことについては、2棟に分けて計画するより1棟で計画する方がより市民負担が減少するとの意見を“議決すべき計画に関する特別委員会”における会議の中において委員からの説明を受け、つまり、コスト面からこの議案に賛成するものであります。

しかし、コスト面から賛成するものの、公用車の駐車場を現地で確保したり、市民ホールの席数がどれだけ取れるのかはわかりませんが、その席数によっては他の施設との同時使用により駐車場の台数に不足が起こりうる可能性もあります。その解消のために、埋蔵物調査の可能性が高い地下へ、複数階の駐車場を計画せざるを得なくなりコストが大幅に上がることがあるかも知れません。

それらコストの上昇が2棟で建てるより高額になるのがわかった場合、2棟で建てるより高額にはならないものの近い金額にまで上昇するのであれば、動線の複雑さや前面道路の渋滞、また、これまでとは比較にならない近隣住宅への配慮を考えれば、計画の変更をした方が市民のためになるかも知れません。そういう時には、行政側だけで悩むことなく、速やかに議会への報告や相談をして頂くことを要望します。

最後に、この地域は第二種住居地域であり、店舗や事務所は建設が可能であるものの、主に住居の環境を守るための地域であります。その中で、現在の法律では建設が不可能な施設について、関係する法律の規制緩和等で計画を進めるものと行政側より説明を受けています。

改めて市民総合センターの建設された当時を振り返りますと、住宅はそれほど近接していませんでした。しかし、現在においては、南西側の角地付近を中心に道路を隔てはいるものの住宅が建ち並び、北側においては住宅が当該敷地に接するように建っています。ここにどのような施設を建てるにあたっても、その辺り、例えば、北側は窓を極力作らないなど、騒音やプライバシーの配慮をお願いし、私の討論とさせて頂きます。

市政報告の画像

データ

PDFのリンクです。上記画像がダウンロード出来ます。

http://nagahata.jp/pdf/Vol173.pdf

＜了＞