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💿Bruce Springsteen - レコードとCDの分岐点 -

はじめて買ったCDを思い出そうとしても、覚えていません。でも、この1986年に発売されたブルース・スプリングスティーンの3枚組ライブと言ってもそれほど間違いではないかと。

このCDはレコードと同時に販売され、躊躇せずCDを選びました。今思えばレコードにしとけば良かったかと。

LPレコードとCDの売り上げが逆転

アルバムが発売された1986年、CDがLPを超えた年です。

・1979年、フィリップスがCDプロトタイプを示し、ソニーと共同開発を開始。
・1984年、ソニーから5万円を切るポータブルCDプレーヤー、D-50(49,800円)が発売され、普及に拍車がかかった。ちなみに原価率は200%で、1台売るごとに5万円の赤字が出た。
・1986年、販売枚数ベースでCDがLPを追い抜いた。これは、レコード会社が親会社であるオーディオメーカーに配慮してレコード生産を縮小したことも影響している。
・1990年代前半にかけて、LPは一般的には生産されなくなっていく。

出典:Wikipedia

付属物の多さに唖然

話は、Bruce Springsteen & The E Street Band のアルバム LIVE/1975-1985 へ戻します。購入時、レコードに付属していたものがCDにも付いてきました。

サイズ感がわかるように右にCDを並べて撮影しました。最初のサイン入り写真は5mm弱の厚みがあるので無理でしょうが、他はレコードジャケットに入っていたものと思います。

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カラーの冊子をめくるとこんな感じです。

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以上の2点は、まるっきり同じものが縮小版としてCDにも入っていました。

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黎明期のアンケート

付属品の中には、アンケートハガキも付いていました。内容を読めば、CBS・ソニーも音楽業界がどこへ向かうのか、相当悩んでいたように感じます。しかし、冒頭の年表にあるように、CDの開発に関わったソニーとしては、あまり悩んで欲しくなかったような。。。

アンケートハガキから何点かを引用。

・CDプレイヤーをお買いになったのは大体いつ頃ですか。
・このアルバムは輸入盤でも発売されていますが、なぜ日本盤をお買いになったのですか。理由をお書き下さい。
・今回のアルバムで輸入盤との価格差がいくらくらいあったら、あなたは輸入盤を買いましたか。
・あなたは貸しレコード店を利用しますか。

CDとレコード、輸入盤と日本盤、販売とレンタル、何もかも混沌としていたのが1986年前後だったとわかるアンケートですね。

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Hungry Heart

最後に2曲。

このアルバムにも入っていた最高にいかした曲をライブ映像に歌詞&和訳も一緒にどうぞ。この内容を明るく歌っているのが良いですよね。

Born In The U.S.A.

そういう観点から言えば、アメリカ国家を讃えているように聞こえるブルースのヒット曲 Born In The U.S.A.もなかなかな歌詞なのでリンクを貼っておきます。

note のお題に「#はじめて買ったCD」があり書いてみましたが、note の求めている内容とは全然違うのでしょうね。それはわかります(笑)

<了>

※ レコードジャケットの著作権を考慮し、以前の記事における画像サイズを小さくしています。そのため画質が荒くなり、記事の内容が理解しにくい場合があるかも知れませんがご理解下さい。他の投稿も、順にやり直しています。

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