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『私の出会ったステキな人』

こんばんは!みんみんです。

今日は私が妊娠中に出会った、とても素敵な方のことを書きたいと思います!

去年の2月に赤ちゃんを出産したみんみんですが、ギリギリまで電車通勤で職場に通っていました。

正直妊娠する前は妊婦さんの気持ちについて考えたことが無かったけれど、いざ自分が妊娠してみると、電車に乗るだけでも色々と考えさせられることや気付くことがたくさんある。

一番思ったのは、マタニティーマークを付けるかどうか?ということ。妊婦さんだったらみんなつけるものだ!ってそれまでは思っていたけれど、いざ自分が付けるとなるとものすごく悩んだ。

マタニティーマークをつけた私が座っている人の前に立ってしまったら、「席をゆずって!」という無言の圧力を掛けてしまうようなことになるんじゃないか?とか。

子どもを産みたくても産めない人だって沢山いるのに、たまたま私が付けているマタニティーマークが目に入ってしまったら、嫌な気持ちにさせてしまうんじゃないか?とか。

考えすぎだと思われるかも知れないけれど、私はそんな風に悩んでしまってマタニティーマークをなかなか付けられなかった。

正直マタニティーマークを付けなくたって、次第にお腹が大きくなってくれば見た目で妊婦さんだと気付かれるようになるし。。そうなった時に私が電車で立っているだけでも、座っている人に変なプレッシャーをかけてしまわないか?とか。

いちいち色んなことが気になってしまって、電車でイスに座れなかった時には出来る限りドアの近くに立って窓の方を向き、座っている人とは目が合わないようにと勝手に心がけていました。

妊娠だけじゃなくどんなことだって、その立場になってみなきゃ分からないことってすごく沢山あるんだろうなと改めて考えさせられるきっかけでもあったと思います。

ある日、もう誰が見ても妊婦さんだ!と分かるくらいお腹が大きくなってしまったころ、電車に乗っていつものようにドアの前に立って外を眺めていたら、「良かったら座ってください!」と後ろから女性の方に声をかけられた。

その方は抱っこ紐で赤ちゃんを抱いていて、譲ってくれようとしている席の方を見ると、旦那さんと小さな子供があと2人もいるお母さんだった。

「ありがとうございます!だけど赤ちゃんを抱っこしているのに大変ですし、私ならすぐ降りるので、是非お座りになってください!」

自分も大変なのに私に声を掛けてくれるなんて、なんだか申し訳ないなと思ったのと同時に、なんて優しい人なんだろう!と思った。

しかもその方は私の近くにいた方ではなくて、ちょっと離れたところからわざわざ声をかけに来てくれた方だった。

「赤ちゃんは私が立っている方が機嫌がいいので、本当に気にせず座ってください!」と、再度その方から席を譲られた。

本当にいいのかな?と心配な気持ちもありつつ、ご好意に感謝して座らせてもらうことにした。

駅で降りる時に再度、「ありがとうございます。本当に助かりました!」とその方にお礼を言って頭を下げました。

すると、「お身体大切になさってくださいね!」と笑顔で言ってくれた。

見ず知らずの私にこんな言葉まで掛けてくれるなんて、本当に優しくて素敵な人。

その方自身が妊娠の経験をされて、妊婦さんの気持ちや身体のことがわかっていたからこそ気遣ってくれたのかもしれない。

だけど、だからといってまだとても小さな赤ちゃんを抱いているお母さんが、自分の大変さよりも私のことを思いやってくれたということ。離れたところからわざわざ声を掛けに来てくれた優しさと勇気。

すごくすごく嬉しかった。

私もいつかこの方がしてくれたように、誰かに優しさの恩返しが出来ればよいなと思っています。

妊娠中のこの素敵な出来事は、ずっと忘れずにいたいと思います☆




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