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読書メモ:プレイングマネジャーの教科書

ご存知、マイクロソフトで個人、そして、チーム全体で、2度も表彰された、私の憧れである田島弓子さんの著書。

「プレイングマネジャーの教科書」
http://www.diamond.co.jp/book/9784478012116.html

グローバル企業で、中間管理職として、結果を出された田島さんの、チームマネジメントのコツ、色々なタイプの部下や上司とのコミュニケーションに対する心がけ、ソフトとハードの使い分けなどが惜しみなく披露されている。

中間管理職は、究極のマルチタスク。
部下(プレーヤー)だけで良かった頃は、与えられたタスクをこなせば良いが、上司も部下もいる中間管理職になると、そうはいかない。
もし自分一人で何もかも抱え込んだら、すぐに破綻する。

部下への「任せる」ことへのメンタルシフト、タスク分けをしたものをどのように見守り、フォローするか、複数のプロジェクト進行を見落としなく管理するためのルーティン化、手書き、アナログコミュニケーションの大切さ。

私自身は職位としての中間管理職の経験はないが、外資系企業のバックオフィスをしていたので、外資系特有のライブ感、サバイバル的な忙しさ、とんがった人たちのガチンコ勝負、などは分かっている。
そんなメインストリームの人たちの様子を思い出したり、想像しながら、あっという間に読了してしまった。サバイバル的な環境の中で、チームを一つにまとめ、表彰される結果を出されたことは、本当に凄いと思う。

例えば、コミュニケーションにおいての留意点、心がけ、ルーティン化は、どんなシチュエーションにおいても大事。私の場合、子どもに対するコミュニケーションに置き換え可能で、同じようにしてみたら、子どもの反応が良くなり、よく話しかけてくれるようになった。真意をつくポイントに、目から鱗だったのと、コミュニケーションで大切なことは、親子、上司部下、社会、家庭、どのシチュエーションにおいても変わらないということに、改めて感じ入った。

私も、マルチタスク管理とコミュニケーションのコツを家庭内に置き換え、実践していこうと思う。

続編の「プレイングマネジャーの戦略ノート術」も、ものすごく学びがあったので、次の記事でご紹介したいと思う。

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