見出し画像

「産業用ロボットが学校にやってきた!」~高校生の学びをレポート~

こんにちは。

高校生ロボットSIリーグのnoteへようこそ。
今回は、競技課題に取り組んでいる高校生の姿を取材してきました!

12月に開催される競技会まで、各チームはサポーター企業の力を借りながら課題に取り組みます。

SIリーグについて知りたい方はこちらの記事から!

今回取材に訪れたのは、「愛知産業大学工業高校」と「愛知県立半田工科高校」の2校です。

①愛知産業大学工業高校

今年SIリーグ初参加の愛知産業大学工業高校。
この日は、サポーター企業である(株)近藤製作所の方が来校し、ロボットの動かし方を学びました。今回2回目の講習です。

まずは、ロボットの操作方法についてサポーター企業から説明を受けました。

一通り説明が終わると、実際にロボットを動かします。
この日の操作内容はティーチングといい、ロボットにプログラムを与えて、目的の動作が行えるよう教え込むことに挑戦しました。
まずはサポーター企業の方に教えてもらい、その後はメンバーで位置を確認して声を掛け合いながら、慎重に原点(ロボットの動作の起点となる位置)を決定。

集中してロボット操作に取り組むメンバーたち
設定通りにロボットが動いた!

また、チームメンバーの理解が早く、急遽追加のプログラムにも挑戦!
これには、先生方もびっくり。メンバーの意欲を感じられた瞬間でした。

サポーター企業の来校は今回が2回目ということもあり、生徒の表情も明るく和やかな雰囲気。
最後の質問タイムではたくさんの質問が飛び交い、約3時間のサポーター企業との時間があっという間に終了しました。

②愛知県立半田工科高校

愛知県立半田工科高校は、昨年の第1回大会に出場し、見事優秀賞を獲得した高校で、2年連続の出場です。

教室にうかがうと、すでに課題に取り組んでいました。

チームメンバーの興味のあることや得意分野によって、
2つのグループに分かれて分担して課題に取り組んでいました。

こちらはロボットを動かすグループ。

思ったようにロボットが動いてくれるか、シミュレーションを使って事前に確認します。
メンバーの1人に話を聞くと、「同じ動きをさせるにしても短いプログラミングの記述で済んだりするので、工夫してプログラミングしています」と話してくれました。


また、ロボットがモノをうまくつかめるように、治具(対象の加工物を適切に固定する補助工具)の位置も検討していました。
メンバーでコミュニケーションをとりながら調整を重ねていました。

一方、別のグループでは3Dプリンターを使って作業をしていました。

何を作っているかは秘密。設計図の作成が得意なメンバーが設計図を書き、実際に作成してみます。

次回、スムーズに3Dプリンターが使えるように、分かりやすくノートにまとめています。

SIリーグの課題への取り組みは、授業で扱っていないような知識を使うのでやりがいがあるそう。

メンバーに参加したきっかけを聞いてみると、「小学校の頃にプログラミング教室に通ったことで、ロボットに興味を持ち、ロボット関係の仕事につきたいと思うようになりました。部活動でもロボット工学部に入っていて、先生からの紹介もありロボットを扱った競技会に挑戦したいと思い、参加しました。」と話してくれました。

主体的に取り組む様子やチームで協力しながら取り組む姿をみて、
今後の活動も益々楽しみになりました。
みなさん、がんばってください!

さて、次回は参加校各チームの紹介を行います。
どんなチームが出場するのか…
ぜひ読んでください!