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私の就活体験記

こんにちは!今回は、自分の就活体験記を書いていきたいと思います。

私は、就活する前も終わった後も「就活」という言葉が苦手でした。「就活は楽しむべき」とか言われても「そんなの無理だ…」と心の中で思っていました。そんな私でも、何とか就活を終え、某A市役所の選考に通過することが出来ました。

今回は、私の就活体験記と感想などを書いていきたいと思います。なお、これはあくまでも私の経験であり、私の考え方に過ぎません。就活といっても人それぞれやるべきことや考え方は違うと思うので、その点ご留意ください。

それではよろしくお願いします!!

1 就活の始まりから終わり

私は、某私立大法学部4年生の女子大学生です。大学生活は、法学部の勉強に加えて教職課程を履修していることもあり、比較的いつも勉強をして過ごしていました。また、以前のnoteにも書きましたが、ゼミの活動が忙しかったこともあり、一般的な大学生に比べると就活に割いた時間や熱量は少なかったと思います。

そんな私ですが、1年生の時から漠然と「公務員」になりたいと考えていました。理由は「特定の人だけでなくすべての人々の生活を支えたい」という漠然としたものでした。そう思うようになったきっかけは、よく覚えていません…とにかく、大学に入学したときから、民間企業に就職する自分を想像することはありませんでした…笑
就職活動らしきことをし始めたのは2年生くらいからなので、以下では、そこからの私の主なスケジュールや出来事を紹介したいと思います。

①2年生

2年生になると、公務員試験に向けてそろそろ動き出した方が良いと思い、9月から通信の地方上級公務員試験の講座を受講し始めました。2年生のうちは、休みの日は平均3時間ほど、授業がある日は多くて平均2時間ほど勉強したり講義を受講したりしていました。講義は、公務員試験でも特に重要となる数的処理から受講し始め、憲法も同時で受講し始めました。憲法については、法学部の授業でもやったので軽めに、数的処理はなるべく多く問題に触れられるように意識しました(意識しただけで、実際は勉強しない日も多かったです笑)
そんなこんなで、2年生のうちは公務員試験の勉強をゆるゆるやっているだけでした。この時の私は、「民間企業は受けないから、周りの友だちみたいに業界とか調べなくてもいいんじゃない?」とか「自己分析は時間の無駄だ!」と思っていました。

②3年前期

3年生になると、学校で官公庁のインターンの募集が始まったこともあり、ガクチカや自己PRを書くために自己分析らしきことをしました。そうはいっても、あくまでガクチカや自己PRを書くためだけに行ったので、自分が力を入れたと思ったことや自分が思う自分の良いところを書き出して適当に理由付けしただけでした笑
この頃になると周りが「インターンインターン」言い始めたこともあり、さすがに公務員試験勉強だけしてもまずいのではないか?と思い始めました。そこで、元々鉄道や道路が好きだったこともあり、鉄道や道路に関わる民間企業のインターンに応募してみました。

そんなこんなで、官公庁といくつかの民間企業のインターンに応募したわけですが、結果は鉄道系1社のみ通過しました。この時の私は、悔しさというよりも「だったら公務員試験の勉強に力を入れてやる!!」という気持ちが大きかったため、あまり落ち込みはせず勉強を続けることを決めました。

夏休みに入り、最初は「公務員試験の勉強を頑張るぞ!!」と意気込んでいましたが、リーダーを務めていたゼミの研究に関する仕事が徐々に増えていき、精神的に疲れが出てきていました。いつもゼミのことを考えていないと落ち着かなかったり、過度に責任を負っていたこともあり、想像していたよりも公務員試験の勉強をすることが出来ませんでした。

③3年後期

9月に入ると、ゼミの研究がいよいよ忙しくなり、毎日泣いたり「逃げたい」と思いながら生活するようになりました。就活や公務員試験の勉強をしないといけないと分かっていても、いざ勉強しようとすると、「ゼミで大きな失敗をしたらどうするのか?」ということが頭をよぎってしまい、就活や勉強が出来ないという不安を常に抱えて生活していました。

10月に入ると、「毎日がゼミの仕事」という生活になっていきました。この時期も就活が出来ない不安を抱えながら生活をしていましたが、スケジュール的に「就活や公務員試験の勉強をするのは無理だ!」と思い、「ゼミの大きな研究が終わるまで、就活と公務員試験の勉強のことは忘れる!」ということを決意しました。(このときは精神的にかなりきていたこともあり、投げやりな感じでした)

11月も同様で、月末のゼミの研究発表に向けた準備に追われ、「就活」という言葉も忘れてしまうくらい忙しい生活をしていました。ゼミの研究発表が終わると、身体からすべてが抜け、しばらくは何もできないまま抜け殻状態になっていました。

12月に入ると、ゼミの研究が終わったこともあり、公務員試験の勉強を本格的に再開しようとしましたが、「12月から勉強を本格的にやり始めても間に合うのか?」「また何かに追われた生活を送ることになるのか?」と考え始めました。また、そこまで公務員試験の勉強に時間を割いて何になるのか?とも思い始めました。そこで、家族とも話し合った結果、「公務員試験は教養試験だけのところやSPI選考のところだけを受け、民間企業と併願する」ということを決意しました。そして、政令市である某B市役所を第一志望とし、勉強に励むことにしました。
そして、鉄道系の冬季インターンのESの作成や、公務員試験の教養試験の勉強に取り組み始めました。結果、鉄道系のインターンは1社選考を通過することが出来ました。初めて就活でうれし泣きをしたときでした。

1月になると、教養試験の中でも数的処理に力を入れ、一日2時間は解くようにしました。また、通学や出かけるときには社会科学の参考書をいつも持つようにしていました。
さらに、この時期からはいわゆる合同説明会などにも参加したり、きちんと自己分析をするようになりました。今まで民間就活をほぼしてこなかったため、何としてでも就活を知るために足を運んだり、説明会動画を視聴したりしました。

2月になると、教養試験の勉強は継続しつつ、就職活動の軸を探したり、ガクチカや自己PRをそれぞれ3通り作っては先輩やキャリアセンターの方に添削をしていただいたりしていました。就職活動の軸は、最初公務員になりたいと思った「すべての人の生活を支えたい」という理由をさらに掘り下げて考えていきました。また、今まで民間企業は鉄道と道路系しか見てきませんでしたが、その他にも自分のやってみたいことを行っている企業などを探し、リストアップしたりしました。

3月になると、某B市役所が参加していたマイナビの合同説明会に行きました。半分嫌々行きましたが、この合説に参加したことが、私が最終的に選考通過した某A市役所と出会うきっかけになりました。
その他にも気になる企業としてリストアップした企業の説明会に参加したり、ESを書いたりして忙しい毎日を過ごしていました。また、何とか時間を見つけて教養試験の勉強にも取り組んでいました。
さらに、某A市役所の一次試験がSPI試験だったこともあり、この時期からSPIの勉強を始めました。月末からは、いくつかの企業や市役所のSPI試験を受け始めましたが、長らく数的処理の勉強をしていたこともあり、ほぼ勉強しなくても通過できました。

4月になると、ESやSPI試験に通過した企業や市役所の面接が始まりました。私は、この時期まで面接を受けたことが無く、いわゆる「面接練習系イベント」にも参加したことが無かったため、よく聞かれそうな質問や自分だったら聞きたいような質問事項をリストアップして自分なりの言葉でその答えを書き、それを鏡の前で何度も読んで練習しました。この月に面接を受けた企業や市役所は全部で4か所でしたが、そのうち2つは最終面接に進み、そのうち1つはそこで辞退し、某A市役所のみ最終面接を受けました。
某A市役所の面接では、自分の考えややりたいことを堂々と伝えることができ、面接官の方とも楽しく会話出来ましたが、「楽しく話せても面接は落ちる」ということを耳にしていたため、結果発表まではドキドキしていました。そして、一週間後に採用通過通知が届きました。私にとって初めての内定(合格)であり、就きたい職種であったために嬉しくて泣いていました。

その後、一応某B市役所を第一志望として勉強を継続していましたが、某B市役所と近く、政策に魅力のある某A市役所に合格したため、勉強に集中することが出来なくなってしまっていました。そこで、家族と相談し、某A市役所にお世話になることを決意しました。

そして、4年生の5月をもって私の就職活動は終わりました。

2 就活を終えて感じたこと

このように紆余曲折ありながら就活を続けてきましたが、いくつか強く感じたことがありました。

①情報をそのまま飲み込んではいけない

世の中には多くの就活サイトがありますが、サイトに書いてある情報は一例であり、それがマストではないということを、就活を終えた今強く感じています。

例えば、「OB訪問はしないとダメ」「面接練習やGDの練習は早いうちからするべき」といった文言を一度は目にしたことがある方も多いと思います。私もこのようなことを目にし、「この時期までに面接練習しないと落ちる」「OB訪問しないと面接に落ちる」という強迫観念に駆られて、ただでさえ忙しいスケジュールにねじ込もうとした時期がありました。

しかし、実際にはOB訪問や面接練習をせずとも、突破することが出来ました。もちろんOB訪問も面接練習もした方が内定に繋がる確率は高いと思いますし、もう一度就活をするのならばやった方がいいのではないかと自分でも思います。ただ、就活サイトの言うとおりに、「無理にやる必要はない」ということを言いたいです。

元々私は、目上の人と話すことや人前で話すことに慣れていたため、比較的面接では堂々と自分をアピールできるタイプでした。また、公務員試験の勉強と民間就活を並行していたこともあり、常にやるべきことが山積みになっている状態でした。
就活の進め方はあくまでも人それぞれだと思うので、自分に合った方法で、負担にならずに進めていくことが良いのではないかと感じます。

②無理に好きにならなくて良い

よく「就活を楽しもう」という言葉を耳にすることがあると思いますが、そんなことみんながみんなできるわけではありません。

私は正直今も、リクルートスーツを見るとぞっとしたり、「就活」という言葉を聞くと目をそむけたくなるほど就活という文化が苦手です。
しかし、自分の力で生きていくためには、多くの人にとって就職活動は避けて通れない道です。

そんな私は、無理に好きになろうとはせず、就職後の自分の未来を思い描きながらなんとか就活をしていきました。「こういう自分になるために、今は少し辛抱して頑張ろう」と思うように心掛けました。とはいっても、苦手なものは苦手なので、2次元や2.5次元の推しの力を借りながらなんとか頑張りました。

あくまで自分のペースでやっていくことが大切だと思います。

3 さいごに

ここまでだらだらと書いてきましたが、これはあくまでも私の体験談です。この文章を見ている就活生がいらっしゃいましたら、上でも述べましたが、「情報を鵜呑みにせず」自分自身に合った方法で就活を進めていくことが大切だということを再度お伝えしたいです。

社会人になるまであと半年ですが、残された学生生活の中では、今までやりたかったけれど出来なかったようなことに挑戦していき、胸を張って学生を終えたいです。

長い文章でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました!!


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